Scribble at 2026-02-26 11:04:03 Last modified: unmodified

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これは野暮用で朝の6時に会社へ行ってきた帰りだから、朝の6時台に混んでる大阪市内の駅はもともと少ないのだけれど、実はこういう様子が朝の9時だろうと昼の14時だろうと大して変わらないのが京阪中之島線だ。予測(というか皮算用だが)に反して利用客が非常に少ない路線であり、渡辺橋駅で降りる関西電力と電通の社員くらいしか使っていないなどと揶揄されることもある。

利用客の少ない理由は分かっていて、その一つは、大半の区間で既存の京阪本線と並行して走っており、大半の客が乗り換えを必要としないからだ。それに加えて、工事費の都合からか加算料金がかかるため、京阪本線と同じ距離を走っているのに50円以上も高いのだから、既に京阪本線を利用している人たちはなおさら乗り換えたくはないであろう。そしてさらに、中之島線はほぼ「中之島」と呼ばれる東西に長く伸びた中洲の地下を走っていて、駅の構内では頻繁に水漏れが起きている。そして、利用客が少ないためにエスカレータが撤去されていたり、下りのエスカレータだけ動かないという駅も多く、地上から駅へ降りるのに相当な段数を下る必要があって、階段を降りているあいだに列車に乗り遅れるという馬鹿げた経験が何度もある。もちろん、利用客が少ないので運行本数も日中ですら15分に1本くらいしか来ないため、渡辺橋駅から天満橋駅くらいの距離であれば、いっそ速歩きした方が早く到着するほどだ。

ここまで説明すれば、少しは利用客が増えた大阪万博も終わってしまったわけだし、すぐにでも路線を休止するなり廃止してもおかしくないのだが、実は Osaka Metro の「なにわ筋線」というのが工事中なのである。この地下鉄路線と中之島駅で連絡できるようになると、大阪環境線の内側では最後の空白地帯であった西側で南北の行き来が便利になるというわけで、新しい利用客を見込んでいるものと思われる。

ただ、僕はこれも皮算用に終わると思っている。実際、四つ橋筋よりも更に西側を南北に走る「なにわ筋」に沿った地域は、JR 大阪駅から JR 天王寺駅までを南北に移動するとなると、もっと西を走る大阪環状線か、もっと東を走る地下鉄四つ橋線を使うしかない。そのあいだを南北に走る路線があれば、地図の上では便利に見える。だが、既に人々の行動パターンや居住地域の選択が終わっている状態だと、いま使っている路線からわざわざ変更する人がどれくらいいるだろうかと思う。実際になにわ筋の様子を見れば分かると思うが、四つ橋筋などに比べて車の通行量も少ないし、そもそも人が殆ど出歩いていない。このあたりに住んでいる人は、交通が不便だった時代に住み始めたのだから、たいてい会社の近くに住んでいる人たちであり、わざわざ地下鉄ができたからといって、遠くへ買い物する以外の理由で乗るとは思えないのである。

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