Scribble at 2021-05-11 06:48:49 Last modified: unmodified

添付画像

『現代思想』連載時から、これは「お手本になるぞ」との評判が高かった。このような「お手本」を出す出版社があるとは思えませんでした。でも、出たのです。「お手本」を出そうという殊勝な心意気の出版社。英語で読みましょう。

誤訳のお手本

根拠がない。アマゾンのレビューで「誤訳」とだけ書いてるのは、たいてい書いてる本人の方に英語、日本語、そして背景知識に偏りがあるということが多いんだよ。無能なやつに限って、何の証拠もなく★1を付けて「誤訳」と書けばレビューを書いたことになると思っているのかもしれないが、この程度の内容は単純な営業妨害でしかない。

オンラインのリソースを検索しても、「誤訳」と喚いているのはこの人物だけである。僕は cultural studies の研究コミュニティに縁はないから部外者としてコミュニティ内部での評価は分からないが、たとえば分析哲学ならヒラリー・プトナム、科学哲学ならトマス・クーンの著書で「誤訳」と評価されているものは、きちんとウェブ・ページとして検索できるくらい誰かが書いている(僕も書いている)ので、部外者が検索しても本書の翻訳について重大な過失があるとの指摘が見つからないということは、重大な誤訳なんてないか、あるいは cultural studies の研究コミュニティでは他人の翻訳を公に評価しないという愚劣な習慣(それこそ cultural studies の研究対象にできるくらいの)があるかのどちらかだろう。

  1. もっと新しいノート <<
  2. >> もっと古いノート

冒頭に戻る


※ 以下の SNS 共有ボタンは JavaScript を使っておらず、ボタンを押すまでは SNS サイトと全く通信しません。

Twitter Facebook