Scribble at 2021-03-05 21:29:33
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2日ほど前に、ニヤけた野糞みたいなアイコンに変わったアマゾンのアプリケーションで Princeton University Press の本を物色していた。このところアマゾンの洋書ではメモ帳スパムが更に数を増やしていて(つまりアマゾンで商品を削除したり出品者を ban していないのだろう)、英語だと発見されてデータを削除されると危惧したからか、いまではドイツ語やらメキシコ語やら色々な言語で商品名を書いた、結局はただのメモ帳を「出版物」として洋書のカテゴリーにバラ撒きまくっているクズどもが根を張っているので、もう出版社名とかで決め打ちで検索しないと、気軽にキーワードでは本を探せなくなっている。そういうわけで、最近は Harvard やら Cambridge やら東京大学出版会やらという名称を含めて検索している。それに、スマートフォンのアプリケーションで、いちいちマイナス符号の排他的なオプションで検索するのも面倒臭い。
すると、プリンストン大学の出版局から出ている本を最新の商品から順番に眺めていたら、意外にも面白そうな本が多かった。そして、The MIT Press や Harvard U. P. から出ている本と比べて、やや安い印象がある。そういうことで、今度は価格が安い順番に並べ直してみると、"Princeton Legacy Library" という叢書の中に400円弱で1冊だけ売っていた本書を見つけたというわけである。それまでも増田義郎氏による何冊かの本で南米の歴史や風土にも興味をもっていたし、チャトウィンの『パタゴニア』も印象深い作品だったので、こういうものも一読したいと思っていた。400円以下で手に入るならなおさらだ。事実、まず本書に収められている多くの写真や図版を眺めているだけでも興味深い。