Scribble at 2024-12-22 09:23:35 Last modified: unmodified

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こういう visualization なりインタラクティブな解説ページというのは、一般論として言えば作られて「良い」ものだろうし、推奨していいし、作られたものには(内容の吟味は必要だが)称賛を与えて encourage することもあっていいわけだよね。僕もそれは否定しない。当サイトのコンテンツは殆ど言及もされないし評価もされていないだろうとは思うが、もし何らかの良好なコメントなり評価をもらえば、ひとまず制作して公開しているのは無意味ではなかろうというくらいの気休めにはなる。ただ、そういうものがないからといって記事を書くのをやめたりサイトの運営をする気がなくなるというわけでもない。本当のことを言えば、当サイトも PHILSCI.INFO も僕自身のプレゼンテーションというスキルを高めるためのサンドボックスでもあるから、誰も読んでいなかろうと僕にとってさえプラスになればいいのだ。ただ、何らかのフィードバックがあれば無闇にやっていることにはならないから、ありがたいとは思う。それも事実だ。

という前提をちゃんと置いたうえで言うのだけど、僕は上記のようなページが趣味的に、一種のギグというか恣意的に書かれたり公開されることだけを期待するのは、良くないと思っている。だからといって、国家が所定の予算を確保してやるべきだと言っているわけでもない。ただ、こういうものは当人の経済的・心理的・あるいは社会的なり学術的な条件によって、書かれたり書かれなかったりするわけで、いまのところかろうじて世界中で誰かが色々な各自の興味に従ってものを書いているために、あくまでも統計的なレベルでコンテンツとして増えていっているが、そういうコンテンツを遥かに超える勢いで増えてきたのが、フィッシングなどを目的とした違法なコンテンツと、違法ではないが侮蔑に値する WELQ バイトtabi labo 級のコタツ記事だ。そして、こういうゴミくずから優れたコンテンツを選り分けるという名目で乱造されたキュレーションや「まとめサイト」類もまたゴミ同然のものが増えてしまい、いまのところは検索をあきらめて生成 AI に質問する方がマシという雰囲気になりつつある。

でも、これにしたってどうなるかは分からない。生成 AI の「レスポンス」なり回答と称する文章に、こっそりと、いわばテキストによるサブリミナル効果と言ってもいいようなマーケティング上の誘導を狙うようなキーワードやリンクを混入するようになるかもしれないし、実際に外部から生成 AI を汚染するような攻撃も出てきている。エンド・ユーザの入力した内容をトレーニングに使わないと称していながら、実際には「活用」しているような事例、そしてそうやってトレーニングしたモデルを共有したり販売するような市場が形成されると、外部からの攻撃による影響は深刻なものになりえる。そして、実際にセキュリティの攻撃ではないとしても、生成 AI はトレーニングするにあたってオンラインの文章をソースとして使っているので、そのソースがそもそも WELQ バイトが書いたようなコンテンツでないと言える保証がなくては、生成 AI はトレーニングすればするほど馬鹿になっていく可能性だってある。

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