Scribble at 2023-12-07 20:51:48 Last modified: 2023-12-08 21:54:41

添付画像

エレコム トラックボールマウス 人差し指 8ボタン チルト機能 有線 ブラック M-DT1URBK

マウス・ケーブルの撓り(しなり)が煩わしいという話から始まって、無線のマウスに替えてみたり、マイクロソフトの安物がケーブルも柔らかいから戻してみたりと、色々あった。そして、やはりケーブルの問題を解決して、しかも無線のような不安定さがないデバイスと言えば、トラック・ボールということになる。以前もマイクロソフトの大きめのトラック・ボールを使ってみたことはあるけれど、どうも使い慣れないうちに放置してしまったのだが、色々と使用経験のブログ記事を眺めていると、人差し指で操作する方が正確にポインタを動かせるということに加えて、やはり僕の設定ではポインタの動きが速すぎるということにも根本的な原因がありそうだ。

もちろん、凡人の5倍速でポインタを動かしても、それだけで生産性が5倍になるわけではない。それはただの自意識であり自己欺瞞にすぎない。要するに生産性と成果の品質は、ポインタの速さに主な理由があるわけではないからだ。よって、ポインタの速度を標準的どころか更に遅く設定しても、真の有能な人間はそういう付随的もしくは本質的でない条件に関わりなく結果を残すであろうし、そうあるべきだろう。ということで、ポインタの速度なんていうものには拘らず、トラック・ボールで操作しても正確にポインタが動くていどに遅くした。というか、マウスのプロパティで設定できる最低限の速度にした。

こうしてみると、それなりに使えるようにはなる。ただ、やはり慣れるまでいくらか戸惑いはある。たとえば、このトラック・ボールは人差し指で操作する前提の設計なので、ホイール・ボタンが親指側(左側)にある。なので、いままでは人差し指で操作していたホイール・ボタンを親指で操作することになって、咄嗟にページをスクロールしようとして人差し指を動かしてポインタの方が動いてしまうというミスが起きる。

なお、このトラック・ボールはアマゾンで半額になっていた旧式のようだが、全く遜色のない操作感だ。サイズは僕の掌からするとやや小さめに感じるが、十分に扱いやすい。それから専用の設定アプリケーションで幾つかある追加のキーへ機能を割り当てられるのだが、僕はこの手のデバイスにはクリックとホイール以外の機能を割り当てないことにしているので、逆に「切」を設定するために設定アプリケーションをインストールした。これで、トラック・ボールに慣れたら環境としてはかなり改善される。そういや、まだゲームでの操作性を試していないが、それは大して重要ではない。もし操作性がおかしいようであれば、ゲームをプレイするときだけ他のデバイスを使えばいいだけである。何も自宅で使っているコンピュータで、ポインタを動かすデバイスを一つに制限する必要はない。

なお、実機の詳しい紹介は「いそがしい現代人向けの DEFT 幸塚電撃寸評」(https://kohzuka-trackball.netlify.app/elecom-deft.html)という記事が参考になる。この記事では人差し指と中指でしかうまく操作できないと書かれているし、トラック・ボールを取り上げた他のブログの記事でも同じように書かれていることが多い印象を受けたのだが、恐らく掌の大きさや指の長さなどによって扱いやすさは変わるのだろう。僕は、指を二本もボールに載せて(預けて)操作する方が不安定に感じたので、人差し指だけで使っている。ただし、人差し指の右側の腹を載せてボールを操作していて、トラック・ボールのヘビー・ユーザには奇妙な印象を与えるかもしれないが、トラック・ボールの左半分だけを回して操作しているような格好になる。こうすると、左側へ回し切ると指がボールを入れている空洞の左側の縁に当たるので、その縁に指が当たってポインタの動きが止まるという事実が、ポインタの動きを逆に正確にするのだ。なので、僕はボールを右半分へは殆ど動かしていない。

  1. もっと新しいノート <<
  2. >> もっと古いノート

冒頭に戻る


※ 以下の SNS 共有ボタンは JavaScript を使っておらず、ボタンを押すまでは SNS サイトと全く通信しません。

Twitter Facebook