2021年06月09日に初出の投稿

Last modified: 2021-06-14

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あれこれと文句はあるものの、やはり圧倒的な利便性は否定しがたいものがあるため、アマゾンのプライム会員となった。実際に一ヶ月分の送料だけでも10,000円以上の節約になっている。確かに、もともと1回分の注文で合計金額が2,000円を超えると送料が無料になるため、一ヶ月のあいだに注文する回数を減らして一度に注文する合計金額を常に2,000円以上にしておけば、プライム会員のコストである500円(月極)と変わらないか全く送料を出さずにアマゾンを利用できるのかもしれない。しかし、それが物を買う手順なり計画として合理的なのかどうかは分からない。まぁ、僕が或る本を読むのが1ヶ月遅れたからといって、人類の叡智の発展にとって致命的な機会喪失となるかどうかなんて、考えるまでもないのは事実だ。でもアマゾンで注文するチャンスを毎月の月末に強制したとして、それまでに安かった本が売れてしまったり、あるいは単純に為替の変動で値段が上がってしまう可能性はあろう。

なにせ、アマゾンでは5,000円を超える研究書が、何の経緯なのか破格の安さで販売されていることがある。つい先日も、Routledge から出ていた "Causation, Evidence, and Inference" (Julian Reiss, 2015) を571円で手に入れたばかりである。本来なら6,478円で販売されているものだ。恐らく、誰かがいったんは過去に注文して、最近は洋書の多くをアマゾンが自前で出版社から版下データをもらって印刷・製本しているため、千葉か堺の倉庫に納品されたものの、途中でキャンセルされて在庫扱いとなってしまったのだろう。とにかく、経緯はよく知らないが、500円前後で多くの洋書が販売されているため、チャンスを逃すと10倍以上の価格を払うことになってしまう。なので、見つけたら即座に注文するべき本がたくさんあるのだ。すると、単純に言って5,000円の本を500円で買える〈チャンスがある〉のだから、アマゾンのプライム会員の料金が500円どころか1,000円だとしても、この一冊を買えたというだけで会員資格を維持する値打ちがあると言っても、別に奇妙で不合理な話ではなかろう。

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