2021年08月03日に初出の投稿

Last modified: 2021-08-03

これらの大臣発言によって、携帯3社はブランド間の移行に係る手数料の撤廃に取り組む必要が出てきただけでなく、「NTTドコモ」「au」「ソフトバンク」といったメインブランドでの料金引き下げをせざるを得ない状況に追い込まれたのです。

政治圧力で強引な料金引き下げ、菅政権が携帯業界にもたらした問題点

スマートフォンを使っていて、もちろん「電話」としてだけなら非常に高いコストがついているのは自明だろう。僕の場合だと、ほぼ毎晩のように実家の父親へ電話をかけて3分ていどは喋るのだが、アナログの固定電話の時代なら基本料金と合わせても月額利用料金は3,000円くらいだった筈だ。それが現在では、au でスマートフォンを使う基本料金だけでも6,000円弱である。そして、たいていはスマートフォン本体の月賦料金を2年くらいの分割で一ヶ月あたり2,000円や3,000円は払っているから、少なく見積もっても毎月の電話料金が7,000円を下回ることはない。更に、これはデータ通信のスペックとして最低の 1 GB というプランにしていての話である。外出先で Wi-Fi が使えない状況でもインターネット接続する必要がある方なら、もっとデータ量が多いプランを契約しているだろうから、僕らのスマートフォンの月額利用料金として約1万円と考えても現実離れしているとは言えまい。

こういう現状について不満を持っている人が多いと知ってか、政府は大手のキャリア各社に料金の引き下げを「要請」して、なんだか胡散臭い名前の廉価版サービスが続々と現れたわけだが、実はキャリアの公式サイトを見ても説明がどこにあるのか分からない。要するに総務省に体裁を取り繕うことだけが先行しており、消費者にはまだ関係のない話である。そんな「政治案件」よりも現実的なのは、たとえば au から同じ KDDI 傘下の UQ Mobile に移行することだ。

ただし、UQ Mobile でも au 決済はそのまま使えるのだが、UQ Mobile での利用年数がゼロからのスタートになるため、au 決済の利用限度額がリセットされて1万円に引き下げられてしまう。また、僕が au 決済を利用しているのは殆どアマゾンなのだが、本当に UQ Mobile の au 決済でも対応しているのかどうか確信がない。電話番号は ABCD とかいう仕組みで(覚えてない)持ち越せるし、携帯電話のメールアドレスなんてプライベートでも使わないから変わっても実害はない。本体の SHV47(SHARP AQUOS zero2)は SIM ロック解除に対応してる。さきほど UQ Mobile のサイトでシミュレーションしてみたら、月額料金は現在の約7,000円から2,400円ていどに下がる。電話が繋がらないとかネットのアクセスが遅くて不安定といった通信品質に致命的な問題でもない限りは、節約するだけなら、UQ Mobile に変更しない理由は殆ど決済を除いてはないのだが、UQ Mobile の au 決済を説明するページにアマゾンへの対応が明記されておらず、また au 決済を利用できるサービスを紹介するサイトにもアマゾンが含まれていないので、これには大きな不安がある。[追記:後で調べ直すと、やはり UQ Mobile はアマゾンでの au 決済には対応していないらしいので、残念ながら僕個人としては au から UQ Mobile への移行は論外という結論になる。]

上記の記事(実はソースであるマイナビニュースでは見つからなかった。というか、マイナビニュースって過去の記事を年月でしか指定できず、単純な検索ができないのは、テキスト検索のプログラムによる負荷というかスクレイピングみたいな事実上のコンテンツ窃盗野郎どものアクセスを防ぎたいのだろう)でも言われているように、キャリア各社へ無理な要請をすると、出てくるものは苦し紛れで体裁を取り繕うだけのものでしかなくなる。ここでは何度も書いていることとして、我が国が最も洗練された社会主義国であることは既に社会科学者の多くが(薄ら笑いを浮かべながら)首肯するところであるわけだが、その欠点の一つである、管理目標に従う結果を出すという体裁ばかり気にする事業者や役人しかいなくなるという典型的な事例なのだろう。

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