Scribble at 2023-12-03 11:43:16 Last modified: unmodified
面白いし、懐かしいな。そうそう。テーブル・レイアウトは当サイトでも記事にしたことがあるし、PNG 画像を透過させる JavaScript のコードも博報堂の案件で AQUOS のコンテンツを制作した15年くらい前に使ったことがある。ただ、head 要素に使われることが多かった conditional comments は、僕は一度も自分のコーディングでは採用したことがない。そもそも「このサイトは IE 4.0 以上で御覧ください」みたいなアプローチを無視してコーディングしたりデザインしていたので、表示できるようなブラウザを使ってない人は見なくてよろしいというスタンスだったからだ。広告代理店の案件でも、原則は最新にアップデートしたメジャーなブラウザで表示できれば良いということだったし、せいぜい特別に対応するとしても、それはマーケティングの結論としてというよりも、テストで見ているクライントの担当者が使ってるブラウザに合わせるということが多かった。
あと、スタイルシートでアンダースコアを付けた特別なプロパティを使ったり、Webkit 用の変なセレクタを使ったりというのも、あんまりしなかったな。そういう、僕に言わせればインチキな手法で実装しても、それは本当の universal design ではないからだ。本当に universal design として誰がアクセスしても同じコンテンツとしての情報を伝えられるというアクセシビリティを優先するなら、そもそも吉本芸人や(レタッチ前の)アイドルの写真とか使ったキー・ビジュアルなんてどうだっていいわけであって、そこにウェブ制作の予算の大半を注ぎ込んでるなんて、おまえら言ってることが矛盾してるだろうと思ってたしな。