Scribble at 2020-12-27 09:55:40 Last modified: 2020-12-27 09:56:47

出版されることを期待していた、講談社ブルーバックスから上梓される予定の『フィボナッチの数学』という著書は、再び出版が延期されて2021年の10月と改められていた。なかなか難しい状況のようだが、ぜひとも無事に書店へ並ぶよう求めたいものである。

もちろん何度か説明したとおり、僕は当サイトでも取り上げたことがある「黄金比バカ」の一種として、この本をあげつらうために手ぐすねを引いているわけではない。『フィボナッチの数学』がそういう類の本ではないのだろうという予想くらいは、アマゾンに掲載されているデータで承知している。

そして、実のところ黄金比について言及したり黄金比をテーマとしている著書の大半は、僕が言っているような「黄金比バカ」の議論ではないのだ。黄金比について何を書いていようと、そういう著者の多くは、安易に〈美しいパルテノン神殿は黄金比を使っているから美しいのだ〉という、小学生並みの循環論法など書いてはいない。まさかそこまでのバカに著書の執筆を依頼する出版社があるとも思えないし、そういう類の文章を放置するほどのバカが編集にいるとも思えない。

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