Scribble at 2023-01-27 13:59:22 Last modified: 2023-01-27 19:51:26

オンライン・バンキングの業務マシンは無線 LAN での接続だと不安定だし危険でもあるため、今日は出社してオフィス・フロアに LAN ケーブルを敷設していた。さきほど12時過ぎにやっと終わって、ひとまず接続が不安定だった複合機をケーブルで繋ぎなおしてある。オンライン・バンキングのマシンは、マシンのセットアップをやってから接続する。

LAN ケーブルは Elecom の 6A(10Gbps 対応のケーブルは、現時点ではオーバースペックではある。そもそも HUB が最高でも 1000BASE-T だし。もちろん 5C でも 6 でもいいと言えばいい)を 10 m で2本、それから業務マシンへの接続に 3 m を1本だけ買った。まだケーブルに余裕はあるから、これはスペアである。執務エリアの入口付近にある RTX-3500(ルータ)のコネクタに 10 m のケーブルを接続して、まずは行けるところまでオフィス・フロアをひっぺがして敷設した。

もちろん、専門職は言うまでもなく、社内でネットワーク管理を担当している方であれば常識の範囲だと思うが、オフィス・フロアというのは「OAフロア」とか「フリー・アクセス・フロア」などとも言われていて、金属やコンクリートもしくは樹脂で造られた 50 cm 四方くらいのブロックが敷き詰められている床のことである。このブロックは、ちょうど菓子箱の蓋みたいに中空となっていて、中にケーブルや HUB や電話線や電源ケーブルなどを敷設できる。既に床が出来てしまっている部屋だと、後からケーブルの類を敷設するには、全体をオフィス・フロアに変更すると大きなコストがかかるため、どうしてもモールを使って床の上を敷設することとなり、しばしば断線が起きたりする。また、見た目にも美しくないし、あまりにもケーブルが多いとモールすら使わずにケーブルを直に敷設してリスクが高くなる。こうした欠点は、オフィス・フロアであれば綺麗に解決するわけだが、もちろん最初からオフィス・フロアとなっているテナント・ビルは、そうでないテナント・ビルと比べて家賃が高い傾向にある(パネルの上に敷くカーペットも含めて、施工費は ^^1m^2^^ あたり1万円前後であるから、仮に当社の借りている本社事業所が ^^21 \times 13 = 273 m^2^^ であるから、消費税などを足して300万円くらいになる)。

さて、当社のオフィス・フロアは金属製のタイプであり、最初から格子状に枠が敷設してあって、板状のパネルを敷き詰めるようになっている。これは、オフィス・フロアとしては耐震強度が高くてケーブルを敷設する経路が自由にデザインできるのだけれど、とにかくパネルが重い。このところ最低気温がマイナスになっているらしい大阪だが、もう汗だくで作業することになる。ともかく、ケーブルを敷設する経路に沿ってカーペットを剥がし、オフィス・フロアのパネルを取り外して、ケーブルを敷設したら再びパネルとカーペットを元に戻す。このとき、カーペットの境目が盛り上がってしまうことが多いため、工具などの平らな面でゴシゴシと押し付けて均す作業も加わる。10 m のケーブルが殆ど終わるくらいの場所に、うまく電源ケーブルのタップがあったため、いったんケーブルをタップの傍に出して、そこに中継用の HUB を置いて、2本目の 10 m のケーブルで作業を再開する。そうして、目的の部署の島までたどり着いたら、サイド・テーブルなどキャスターのようなものがあって底が浮いている設備の下からケーブルを出して、改めて末端の HUB を接続した。これでひとまず作業は完了である。

試しに、末端の HUB から LAN ケーブルで複合機に接続してみた。管理系の部署では、もちろん売り上げや契約書などの機密書類を出力することも多いため、他の事業部とは複合機を分けているのだが、この複合機が無線の子機にぶら下がっていて印刷のキューが届かなかったりする不具合が多い。いちどは無線 LAN の機器を導入してもらった事務機屋さんに確認してもらって、子機が金属製のキャビネットに設置してあるからいけないなどと言われて場所を変えたのだが、どうもそういうことは関係がなさそうだ。そもそも、親機である NEC の業務用ルータからの電波が弱いのではないか。僕のマシンも、ルータから同じくらいの距離にあるのだが、マシンを起動するとネットワーク接続が確立するまでに何分もかかるし、場合によっては接続が確立できないこともあるため、毎回のように USB の子機を抜いて挿しなおすという儀式のようなことをやっている。これも、有線で接続すれば何の問題もなくなるだろう。

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