Scribble at 2024-03-13 08:15:57 Last modified: 2024-03-13 23:44:54

添付画像

先の落書きに追記しておこう。印刷媒体を想定するなら詳細に作り込んでもいいかというと、それもまたロボットの発想だ。余白が多いか少ないかとか、内容が緻密かそうでないかなんてことは、デザインの原則になる基準ではない。1枚の画面なり用紙という与えられた条件の中に、どういう内容をどのていどの情報量を盛り込んで配置するのが望ましいかという基準で設計するのが当然である(「デザイン」は、なによりもまず設計であり、concept making が基礎であって、色だイラストだといったビジュアルはデザイン全体のプロセスで言えば最終工程に近いとすら言える。こういうことがわからないからこそ、ふだんは印刷物を作っているデザイナーがどうして建物や木工玩具も「デザイン」できるのかが理解できないわけである)。

したがって、そういう基準がくるっていると上記で紹介しているような、なんでもかんでも手元の資料を可能なだけ盛り込んだかのような、「何か印刷してあるのは分かるけど、何のことか分からないイラスト」ばかりが並ぶ、見掛け倒しやハッタリのデザインになってしまうのだ。

  1. もっと新しいノート <<
  2. >> もっと古いノート

冒頭に戻る


※ 以下の SNS 共有ボタンは JavaScript を使っておらず、ボタンを押すまでは SNS サイトと全く通信しません。

Twitter Facebook