Scribble at 2023-09-05 09:33:51 Last modified: 2023-09-06 07:30:17

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スマートフォンは、au/KDDI で使う夏の新機種が発表されている。あいかわらず本体価格は上昇を続けていて、二画面の奇妙なタイプが高額なのは当然だろうが、それだけでなくハイ・スペックな機種は20万円前後になってきている。価格だけなら、もう iPhone を買っても似たようなものだ。でも、そういう機種でコストがかかっているのはカメラであろうから、僕にとっては要らぬスペックである。これまで何度か機種変更しようかどうかとカタログを眺めているのだけれど、やはり SONY の Xperia 10V SOG11 あたりが妥当だろうという結論は変わっていない。

驚いたことに SONY のスマートフォンは、特に10万円以下の中堅モデルでは 10V で初めてステレオの内蔵スピーカーが搭載されるという。それまではモノラル、つまり内蔵スピーカーが一つしかなかったということなのだろう。その代わりに、SONY のスマートフォンには 3.5 mm の音声ジャックのインターフェイスがあって、イヤフォンで音を聴くのが前提だったと言える。そして、10V も 3.5 mm の音声ジャックに対応しているので、いま使っている SHARP AQUOS zero2 SHV47 で最大の欠点と言える音質の悪さを補って余りあるという期待が持てる。カメラの性能なんて、いまの機種より下がっても僕にはどうでもいいことだ。

ただ、これまでもそうだったのだが、これだけ期待できるのに機種変更しない理由が一つだけある。それは、10V がワイヤレス充電に対応していないことだ。これまで何種類かのスマートフォンで悩まされてきたのが、充電ケーブルを抜き差ししているうちに接触のせいなのか基盤に問題が生じるのか、たびたび充電できなくなる(ケーブルを差し込む角度を固定しないと反応しないこともある)という問題だったので、次に機種変更するときはワイヤレス充電に対応する機種にしたいと思っていたからだ。大半の家電のコンセントのように、いちど挿したら滅多に抜き差ししないというコードやインターフェイスとは違って、スマートフォンの USB 端子は頻繁に抜き差しする。そして、もちろんだが USB の端子というのは抜き差しできる回数制限があると言われていて、それはつまりインターフェイスが抜き差しするだけで何らかの理由で劣化するわけである。となると、どれほどしっかりした製品であっても歩留まりによっては短期間で接触がおかしくなる可能性があるのだから、そんなインターフェイスで何度も抜き差ししてはいられない。いったん接続したら滅多に引き抜かないような用途に使って、スマートフォンではワイヤレス充電を利用する方が望ましいように思える。

もちろん、このワイヤレス充電のリスクもあろう。まずワイヤレス充電には専用のクレードルを購入する必要があるし、ワイヤレス充電はケーブルの充電に比べて極端に充電の効率が悪くて、機器を置く場所などの制約がシビアだ。だが、何か問題が起きたら USB ケーブルの充電に切り替えたらいいだけなのだから、そういう故障などのリスクは大して気にしていない。

こういう懸念はあるが、やはり7万円ていどで買えるというメリットは魅力的なので(「スマホトクするプログラム」という2年間の事実上のリース契約なら月額1,200円くらいで使える)、ひとまず改めて引き継ぎに必要な手順や移行したいアプリケーションのリストを作っている。もちろん、大半のアプリケーションは Google のアカウントを設定するだけでライセンスなどの引き継ぎはできたも同然なのだが、銀行の OTP を出力するアプリケーションなどは引き継ぎの手順を守らないと、いちいち支店に出向いて OTP の設定を解除してもらったりと手間がかかるので、移行作業は迅速かつ慎重にやらないといけない。

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