Scribble at 2025-06-17 20:53:51 Last modified: 2025-06-17 21:52:37
現在、ムームードメインでは ".info" の年間利用料金が2,728円となっていて、これにサービス維持を目的とした意味不明な料金が加算されて3,395円の更新費用がかかる。インフレに連動するだけなら理解はできるが、上場企業なんて違法でなければいくらでもやりたいことができる「合法ヤクザ」なので、名目なんてどうにでもなる。たとえば、ムームードメインを営む GMO ペパボ株式会社は新卒ですら零細企業の部長をやっている僕の年収を超えているというのに(本年度の採用では7,116,000円とのこと)、さらに彼らの待遇を改善するためにコストがかかるというわけである。
これでは、いくら趣味や道楽とは言ってもドメインの運用なんて続けてはいられない。そして、この維持費というのは意味もなく毎月のようにレートが上がっているので、たぶん今年中に当サイトのドメインを維持するコストは5,000円を超えると思う。もちろん、こういう事態になってきたらドメインの移管をする。
ところで、皮肉なことなのだが、実は ".info" ドメインの更新料金で比較すると、最安値の事業者は親会社の系列である「お名前.com」だったりする。つまり、もともとは主婦や学生が安くサイトを構築できる福岡の小さなサービスとして始まったペーパーボーイ・アンド・コーという会社が、GMO に買収されてから単独で上場したとたんに、親会社のドメイン事業者を遥かに上回る料金を設定するようになったわけである。
僕の印象では、ファンダーの家入氏のような変わり者が経営を続けていた方が良かったどうかは分からないが、少なくとも現在の GMO ペパボは利用者のことなどまるで考えていない「上場企業様」に成り果てたと思う。なので、5,000円になったらとか、この宇宙の法則つまりは哲学と何の関係もない人類ごときの基準でちょうどなんていう目安でものごとを決めるのは愚行というものであり、やはり必要に応じて選択したり決断したり実行するのが、結局は人としての僕自身すらをも含めて良い結果となろう。
なお、あたりまえだが当サイトは永久に公開するような価値や意欲や財務や組織で支えられているわけではなく、どのみち遅かれ早かれ閉鎖することになる。その際には、PHILSCI.INFO というドメインは希望があれば移管という手続きでお譲りできるだろう。あるいは誰かが勝手に取得するに任せて、ひっそりとドメインをリリースする可能性もあるが、この手の長らく使ってきたドメインというのは、リリースしてもたいていはドメイン事業者が自分たちでロックして抱え込み、高値で売却することがある。なので、リリースしても暫くは高額な費用を払わないと手に入らない可能性もある。
おおまかな予定だけ書いておくと、僕自身が年金生活に入ったら手放す予定だ。もちろんドメインを全て手放すかどうかは分からないが、残すとしても markupdancing.net だけだろうし、凡人の一人として十分に他人や世の中に向けて意見を述べたり、あるいは僕自身の成果を使って十分に「お返し」したと判断できれば、ウェブサイトの運用そのものをやめるであろう。というか、既に仕事でもサイトでも凡庸な一人の人間としては十分すぎるほど貢献して、ロクでもない数々の電通案件を担当してエンジニアとしての才能と時間をくれてやったし、当サイトでもプロパーなら絶対に言えないようなことを(もしいたとすれば)誰かの代わりに堂々と書いてきた。もうドクター崩れの小言なんて書かなくてもいいだろう。
それからついでに予定として書いておくと、ドクター時代のボスであった森先生は、晩年には日本科学哲学会も退会されていたようだし(そのうち退会するという意思表示は、既に僕が神戸大のドクターだった頃から聞かされていた)、僕もそう遠くないうちに退会すると思う。これに加えて、大学院でやりのこした確率の概念についての研究も、個人的には続けると思うが、論文博士の審査をどこかに依頼しようと思っていたのはやめた。たぶんこの年齢で学位を取得して喜んでもらえるのは連れ合いくらいだろうと思うが(なんで学位を取れるのが前提なんだよと思うかもしれないが、いちおう修士論文を手直しするだけで神戸大の課程博士は出せるとボスに言ってもらったていどには有能だったんでね)、僕は残された時間やお金や僕自身の才能をそういうことだけのために使いたくない。もちろん、われわれのような下層階級は還暦をすぎても働き続けなくてはならないという事情もあるからだ。