Scribble at 2024-01-17 19:35:44 Last modified: 2024-01-17 20:26:22

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Japan’s salarymen opt for ultra-cheap lunches as food prices continue to rise

イギリス人にも無知無教養なジャーナリストというのがいるものだな。というか、日本にいるていどの人材だからなのかもしれんがね。

どこから突っ込んだらいいのかも分からないし、本当は英語で書いたほうがいいんだろうけど、どのみち日本人だろうとイギリス人だろうとロシア人だろうと、自分の理解や知識が偏見でないかどうかを検証しながら生きるなんて人は殆どいないし期待もできない。ひょっとして間違いかもしれないなんて、調べるわけがないのだ。よって、もし自分自身の意見を再検証するなんて奇特な人物なら、日本語のリソースを翻訳してでも調べるだろうから、日本語で書いておいてもいいだろう。

まず、どうしてデフレが続くのかというと、物価が安いとみんな嬉しいからだ。給料が上がらなくてインフレになった「から」サラリーマンが吉野家の牛丼を食うようになったわけではない。サラリーマンなんて、たいてい何十年も前から、僕らの倍以上の給料をもらってる新橋のサラリーマンですら牛丼の並を食ってるんだよ。こんなもん、いまに始まったことじゃないのに、1年や2年くらい前に日本へ赴任してきたような人だと、経済大国のサラリーマンが牛丼の並を食ってるという眼の前の現象だけに驚いて、こんな記事を書いてしまう。まことに軽率な話だ。

それに、もっと言えば外食してる時点でまだマシなんだよね。推しのアイテムを買うお金を貯めたり、あるいはホストに貢いでるような新橋の OL や学生なんかだと、家でご飯を炊いて、海苔と振りかけを乗せた弁当を作ってたりする・・・まぁ新橋じゃなくてもいいわけだが。そもそも昼飯を500円も使って外食してる時点で、まだ裕福な方だ。そして、なんでこんなことになってるのかというと、実はインフレだろうとデフレだろうと日本の都市圏の家庭はエンゲル係数が非常に低い。子供の学費と住宅ローンで、実際のところ「ダイエット」と称して昼ご飯をそもそも食べてない人も多いのである。

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