Scribble at 2025-06-14 20:36:15 Last modified: 2025-06-14 20:38:20
マネジメントなどにも通じる話なのだが、勉強の仕方というのは、何をすれば成功するかという話は難しいし、人によって最適な仕方が違うかもしれないから一概に言えることではないだろうと思うのだけど、何をすれば失敗するかという話は、これまでに積み上げられた多くの事実や記録から言えることがある。その一つは、「無駄なことをしない」というものだ。
たとえば資格試験の勉強をしていますとか、資格試験をこうやって受験したとか、まことしやかにブログ記事や資格試験の情報サイトなどで書いている人たちがいて、これみよがしに自分のノートだとかテキストを写真に撮影して見せていたりする。多くの人は、「なるほど、そうやってノートをとるのか」とか、テキストをそうやって使うのかと感心したり、場合によっては真似しようとするかもしれないが、軽率に他人の真似をするのはやめたほうがいい。
特に、教科書に大量の付箋やインデックスを貼りまくっている事例を見かけるが、これは無駄の典型である。教科書のように体系的な知識を身につけるために使う本では、簡単に言うと全ての章節が重要なのであって、覚えなくてはいけない箇所や重要なページに付箋を貼っていたらきりがないのである。また、更に馬鹿げた事例として、辞書のように1章ごとの扉ページにインデックスや付箋を貼っている人がいるけれど、これも無駄だ。なぜなら、付箋というものは重要だと思った箇所を読み返すときに使うものであり、最初に通読するときは付箋など使うわけがない。すると、読み返すときは該当する箇所が含まれる章の最初のページから読み返すなんてことはしないのだから、結局のところ各章の最初のページに付箋を貼ったところで、初回はもちろん、読み返す必要があるときでも、そんな箇所を目印にしても意味がないのだ。もちろん、読み返す必要があると思った箇所を読むときに、その箇所が含まれる章を最初のページから読み返すという習慣がある人なら止めろとは言わないが、そういう人は明らかに非効率な勉強をしており、たぶん受験当日までに全ての勉強を終えられないような人だと思う。
付箋などというものは、せいぜい1冊で5枚以内が限度だと思う。それ以上の付箋が必要なら、そもそもあなたはその本を全く習得できていないのであって、あらためて通読し直すほうがマシである。