Scribble at 2024-08-25 14:23:22 Last modified: unmodified

添付画像

NHKが伝える世界(GNVポッドキャスト132)

Podcast Republic で見つけたポッドキャストのチャネルで、GNV という無名の配信元が運営している。いま「無名」と書いたが、そもそも上の URL でアクセスしてもらって、グローバル・メニューの「GNV について」というリンクが効いていないことで分かるように、いったいどういう組織なのか全くわからない。これで報道機関を論評するというのだから、僕にはネトウヨが X で怒鳴っているのと大差ないように思う。

つねつね、僕は既存の大手報道機関について批評しており、しょせんは東大の学卒集団にすぎないとか、スタッフの大半はジャーナリズム論やマス・メディアを大学で専攻したプロフェッショナルではなく、上場企業でサンマの水揚げと同じようにまとめて就職する大量の東大生みたいなものだと評してきた。つまり、NHK の職員なんて大半が組織内のロボット、つまりはジャーナリストというよりもサラリーマンであると書いてきた。いわんや民放なんて、中には慶応とか東大で文化系や体育会系として数々の名称で活動している強姦サークルにいたような連中が入社してることくらい、広告代理店と付き合いがある会社の人間ならみんな知ってるだろう。そういう連中が、アイドルの枕営業などという実態の当事者なのである。

ということで、もちろん 20 vs. 80 といったていどの割合でまともな人材もいることは知っているが、しかし大半はクズみたいなやつか、あるいはロボットしかいないのが、日本のマス・メディアや出版社である。しかし、だからといってアマチュアや NPO などが既存の大手マスコミを補完したり凌駕するなんていうファンタジーを口にするほど愚かではない。なぜなら、たいていの凡人なんて既存のマス・メディアの質によって育っているのだから、基準がああした連中であるからには、そこから何程か抜きん出ていようと、しょせんは凡庸の域を出るものではあるまい。具体的に言ってみると、NHK にいる「東大の学卒」だった人物の典型は池田信夫君だが、彼の物書きあるいは学者としての才能には大きな疑問があるとしても、凡人が自力で彼のレベルに到達なんてできるわけないのである。

色々と書いているが、何が言いたいかというと、この GNV というのもあんまり信用はできないなということだ。さきほど、今年の5月に配信したという「NHKが伝える世界」というエピソードを聴いていたのだが、あまりにもレベルが低い話をしていて、学部生の卒論発表会かと思ってしまったほどだ(たぶん、東大の学部生の卒論発表会なら、もう少しはマシなのだろう)。なんでも、NHK の番組を調べて、その中で海外の話題が報道されている時間の割合を調べたんだって。そして、海外の話題は15%の割合でしか取り上げられておらず、その中でもアメリカと中国だけで 40% くらいを占めてるから「NHK は偏ってる」んだってさ。こういう中学生の夏休みの自由研究みたいな話が統計学として初歩的なミスを犯していることは、もういまや授業ですら偏差値を習っているような高校生であれば分かるだろう。つまり、彼らは報道番組で海外の話題が15%を占めていると「NHKは海外の話題を軽視している」という何か客観的な評価基準を持っているらしいが、そんなものは彼ら自身が前提としても喋っていないし、もちろん社会科学的に言ってそんな基準があるわけないのだ。そして、海外の報道としてアメリカと中国の割合が40%を占めることも、彼らは何らかの基準でもって多すぎると考え、そしてそれゆえに NHK は偏っているなどと言う。でも、それは全て根拠がない基準で判断しているとしか思えない。

基準がない、あるいは基準をはっきり言わないでものごとを悪いとか偏ってるなどと勝手に論評することがいかに愚かであるかは、別の基準を立てたらすぐにわかる。たとえば、地球上にある全ての国では、何かしら「事件」として報道するに値するような出来事が、確かに起きているであろう。それは分かる。でも、偏っていると言われないように、それら全ての国(約200か国として)の出来事を「公平に」(という、聞こえはいいが実は正当性が良くわからない基準で)報道するなら、一つの国について1分使うとしても、NHK のニューズ番組は常に200分もかかることになる。でなければ、「NHK の国際報道は偏っている」ことになってしまうからだ。

これが、いかに馬鹿げた基準であるかは明白だろう。もちろん、この基準を貫徹するような番組を NHK が制作して放映してもいいとは思う。できないことではないとは思うが、それは本当に報道機関としての役割だろうか。まぁ、大学教授じゃないけど同じ程度のレベルだとは思ってるお爺さんから、きみたちに宿題として考えてもらおうかね。

  1. もっと新しいノート <<
  2. >> もっと古いノート

冒頭に戻る