Scribble at 2023-06-27 22:57:10 Last modified: unmodified

実は20年くらい前に CPI でサーバを借りていたことがあったのだが、すぐに使うのをやめてしまった。個人サイトを運営するにはスペックや値段が高すぎることに加えて、これはいまでもそうなのだが管理画面がむやみに複雑な作りになっていて面倒臭いからだ。

それから現職として広告代理店の案件を受けるようになって、これまでに10件ほどの仕事で CPI のサイトを管理してきた。専用サーバは一つか二つは使ったことがあるけれど、大多数はシェアード(共有)のサーバである。そして、本日は某駅ビルの管理会社が運営するサイトで使っている CPI のサーバを運用してほしいという依頼を受けた。

もう数年は使ってないから、少しは変わっているのかと思って CPI のコントロール・パネルへアクセスしてみると、あいかわらず面倒臭い。使っている人はご存じだろうと思うが、まず契約者サイトへログインしてから FQDN ごとの管理サイトへ進み、そしてようやくウェブ・サーバの管理画面へ入れる。しかも、これらの管理画面は全てデザインも UI の挙動もバラバラである。キャリア系のレンタル・サーバではよくあることだが、実はネット通信を提供している割にキャリアの会社はウェブ・コンテンツやウェル・アプリケーションの開発能力がない。よって、au だろうと docomo だろうと softbank だろうと、裏方のシステムからフロントのページ・デザインまで、僕らのような制作会社やベンダーが受けていたりする。しかも、規模が大きく仕様も複雑であるため、複数の業者が入れ替わり作業をしたり、次々と新しい機能を加えるたびに新しいデザインでサイトを設計するものだから、見た目も挙動もバラバラなものができあがる。まさに官公庁と同じく RPF も自力で作れない「お役人ども」のサイトの典型と言っていい。

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