Scribble at 2022-05-20 11:20:18 Last modified: 2022-05-20 12:27:45

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プログラミング言語ごとの仕様、つまりコーディングで要求される癖とかスタイルみたいなものを知ってるかどうかで、その言語を実際に使ったことがあるかどうか判定できる。そういうクイズを幾つか出題することで、エントリー・シートとかに「Go できます」とか書いてくる連中が偽物かどうか分かる。たとえば、いま紹介した Go だと簡単なテストができる。

上記のコードは正しくコンパイルできるでしょうか? こんなもん、Go で "Hello, world!" を動かしたことさえあれば、犬でも知ってるような話であろう。(他のプログラミング言語なら問題ないが、Go では間違いとなる個所は二つある。)

ちなみに空行が幾つかあるのは、本来は無くても構わないのだが、VS Code で Go のプログラミングをサポートするプラグインが勝手に空行を挿入してしまう。空行を削除しても、ファイルを保存するたびにプラグインが再び空行を入れてしまうのだ。このようなフォーマットの設定は、もちろん拡張機能の設定という項目でカスタマイズできるのだが、Go のサポート用プラグインは項目が多いし、これ自体をカスタマイズするべきなのかどうかも定かでないため、いまのところはプラグインの挙動にディフォールトで任せている。

なお、会社ではコードを書くのに VS Code を使っている。自宅では Brackets だ。Brackets を開発していた Adobe は VS Code への移行を促していたが、いまのところ Brackets は安定しているし、開発も細々と続いているため、自宅で VS Code は使っていない。とにかく、Atom の挙動が不安定なので(特に日本語を入力したときに wordwrap しないバグはアップデートのたびに治ったり再現したり、致命的だ)、本当は専用のテーマまで作った Atom を使いたいのだけれど、仕事で安心して使えないのではしょうがない。ただ、Brackets は Phoenix というブラウザで動くテキスト・エディタをリリースし始めていて、開発体制がどうなるのか不安が出てきたため、そろそろ自宅も VS Code に移行するかどうか考えた方がいいのかもしれない。

ブラウザ・ベースのテキスト・エディタというアイデアは、僕は感心しない。いわゆる「オン書き」の怖さを知ってる人は分かるだろう。もちろん、テキスト・エディタとしては何らかのキャッシュ機構で、ブラウザがクラッシュしてもコードを保護する仕組みを取り入れる筈だが、僕にはこんな実装方法にそこまでする利点があるのか分からない。仮に、ブラウザ・ベースだと随時アップデートできると言う人がいたとしても、ひとたびバグが作り込まれたり、エディタのコードを提供する大元のサーバが攻撃されたら、もう使えなくなる。スタンド・アロンのデスクトップ・アプリケーションのように、問題が起きたバージョンへのアップデートを控えておくとか、あるいは既にアップデートしたアプリケーションを手元にある古いバージョンのインストーラで巻き戻すという対応ができなくなるからだ。

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