Scribble at 2020-06-08 09:35:13 Last modified: unmodified

MD と PHILSCI.INFO とシェルのサイトは、文章を読みやすいように工夫は続けていきたいと思っているのだが、こう画面の解像度や大きさがまちまちの UA に対応する必要が生じてくると、画面の幅を最大限に活用するという方針が単純すぎることも分かってくる。大昔の個人サイトでは、学術論文でもページの幅を一杯に使ってテキストを表示したものだが、いまでは僕の 27 インチあるモニターで表示すると改行の位置が分からなくなるほど、1行の文字数が多くて読みづらくなる。それでも、このように幅を一杯に使った(というかスタイルを使った意図的な装飾を加えていない)ページは、いまでは mobile first とされているレイアウトに適しているという皮肉な結果になっている。

解像度はこれからも高くなっていくのだろう。よって、画面のサイズがどうであれ文字やページの presentation 要素の大きさをピクセルで指定するようなデザインには sustainability がないということになろう。sustainability という基準は、もちろんユーザには関係のない話ではある。しかし、これが損なわれると新しい解像度や画面の大きさに対応できないデザインのままページが放置されることにもなる。商業的なサイトではフィードバックによって改善する機会があるかもしれないが(しなければアクセスは落ちる)、既にご承知のとおり個人のサイトや中小零細企業のサイトでは改善する意欲も予算も自覚もない人々が多く、どこかの通りに放置してある看板みたいなものとしてしかウェブサイトを理解していないため、そのままオンラインでも放置されることとなる。ということで、予算はないが改善する意欲や自覚はある身としては、まだまだサイトやページの設計には手を入れていきたい。

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