Scribble at 2025-05-19 16:15:30 Last modified: unmodified
シンプルな小物収納ケースです。積み重ねて使用できます。引出しストッパー機能付きです。
自宅で蔵書を収納するケースとして利用している、天馬さんの Prexy というブランドで展開している収納ケースは、ホーム・センターで初めて購入した20年くらい前は税込みで1,500円もしなかったのだが、さきほど公式サイトで確認すると2,280円になっていた。おおよそ20年で価格が倍になっている。そのついでとして、平成20年というから2008年の給与明細で手取りを確認すると、17年ほど経過した現在の手取りは6万円ほど増えただけなので、どう考えても物価の上がり方が収入の上がり方よりも著しく大きいわけである。労働人口の9割を占める中小零細企業のサラリーマンが送っている生活の実態なんて、こんなところであろう。
あたりまえだが、実質的な可処分所得がどんどん減っていくのだから、買おうにも買えるわけがないので、内需は必ず縮小する。衣食住にかかる費用は、一定の費用という基準ではなく一定の金額なり量が必須だからだ。可処分所得の比率が下がったからといって、3回の食事を2回にする家庭なんて、いくら貧しくても多くはないだろう。そんなことをすれば逆に病気や栄養不足となり、かえって節約した食費の総額を上回るほど医療費がかかる事態に陥るリスクがあるからだ。でも、母子家庭や父子家庭の世帯ではありえる。
ということで、なんだかんだ言っても贅沢品の分類である収納ケースなんてものは、可処分所得が減ってくると買う余裕がなくなるのは確かだ。