Scribble at 2026-07-30 14:01:47 Last modified: 2026-07-30 14:04:41
ChatGPT Image 2.0 は、まだマシと言えるていどの品質「低下」だが、Gemini の Nano Banana に画像を参照させて再構築させたら、もう殆ど元の特徴を保てなくなってきている。酷い品質低下だ。物体、人物、風景、なんであろうと、アップロードした画像や写真の形や色などを全く無視して、勝手な人物や対象を描くようになってしまっている。もちろん、ディープ・フェイクへの悪用に対策していることは分かるが、アップロードした参照画像を完全に無視して違う画像を吐き出されては、使っている意味がない。まるで、正方形の画像をアップロードして「斜めから見たイラストを描いて」と命じると、円柱の画像を吐き出すような性能に低下してしまっている。
これは、実際に Gemini 3.1 Pro に質問してみると、はっきりとディープ・フェイク対策として、特に人物の写真については要素ごとの特徴を参考にするていどの扱いしかしなくなっており、「元の骨格や特徴を正確に維持したまま特定の箇所に編集を加えるような、厳密な img2img やインペイントのワークフローには根本的に適していません」と回答するようになっている。なので、原則として画像の編集ツールとしては著しく制約された使い方しかできなくなっていて、用途を正確に制限して使うべきであろう。
ただ、アップロードした画像のどういう特徴をどのていど参考にするかは分からない。たとえば、風景写真をアップロードして、"Restore and make this photograph more qualified to its original quality while preserving the original details. Enhance details, fix pixelation and noise from low-resolution artifacts, correct colors and contrast, and make it look as close to a professional full-color 4K photograph as possible." などというプロンプトを指示しても、同じ(ように見える)画像を高精細化してくれる場合もあれば、全く違うぜんぜん出鱈目な画像を吐き出すこともあり、正直なところ画像編集ツールとしては信用するに値しなくなってきている。なので、そういう用途で Nano Banana や ChatGPT Image を使うのはやめて、文章をインフォグラフィックに整理して描写してもらうといった用途だけにとどめておこうと思っている。
或る画像やイラストを高精細化したり、あるいは背景を削除するといった用途なら、実のところローカルで画像生成 AI を使っているなら、フロント・エンドの img2img 機能が使える。そして、モデル名やファイル名に "edit" と付けられているモデルで処理させたらいい。これは、SD 1.5 の時代から知っていたことなのだが、殆ど使っていなかったせいでノウハウがないから、改めて勉強したり試してみないといけない。ただ、SD 1.5 の時代よりも遥かに精度が高くなっている Qwen や Z-Image などの編集用モデルが登場しているから、うまく使えば ChatGPT Image や Nano Banana を使う必要なんて最初からなかったということになるかもしれない。