Scribble at 2026-08-17 15:01:15 Last modified: unmodified

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Young People Hate AI CEOs So Passionately That It’s Almost Hard to Believe

上の記事のポイントは、アメリカの若者が AI 企業の CEO をほとんど信頼していないという調査結果だ。CNBC Generation Labs の調査(18〜34歳、1000人)で、若者は主要 AI 企業の CEO(9人について調査)をほぼ信頼していないと回答したという。最低評価は Palantir CEO の Alex Karp(81% が "don’t trust")で、日本では無名の企業だがピーター・ティールと組んで起業したソフトウェア企業であり、主に官公庁や巨大企業のセキュリティや基幹システムを扱っている。カープ当人は、もともとドイツでユルゲン・ハーバマスのような筋金入りの左翼に指導を受けていた社会主義者であったが、親の資産を元手にして巨額の富を築いてからアメリカにやってきて資本主義者になったという、よくある経歴を持つ「梯子外し系のリバタリアン」である。自らは「社会主義者」を名乗っているらしいが、それは日本の国家官僚が「自由主義」を名乗っているのと似たような御託の一種であろう。

で、若者の不信感の背景には、(1) データ・プライバシーを軽視する態度、(2) プラットフォームの劣化、(3) 民主主義への悪影響など、過去10年で蓄積したテック業界への不満がある。また、AI に対しても若者は懐疑的であり、45 % が「キャリアに悪影響がある」と答え、40 % が「政府は規制すべきだ」と回答している。データセンターの建設ラッシュについても 60 % が「減速すべきだ」と回答しているようである。

なお、ここで「プラットフォームの劣化」と呼ばれているのは "enshittification" のことだ。日本では「メタクソ化」という酷い言い回しが使われている。これは、ここでも何度か僕が指摘したように、フリーミアム販売手法によって大きなシェアを確保し、大量の利用者を一つのプラットフォームに集めてから、そのプラットフォームの品質を低下させることである。ひとたび生活の道具としても依存し始めると、サービスの品質が低下しても利用者は簡単に他のサービスへ退出したり、そのサービスをやめることができない。なので、利益が最大化するところまでユーザの利便性を低下させるという調整をやるわけだ。

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