Scribble at 2024-06-05 19:22:17 Last modified: 2024-06-06 15:25:55

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ジョン・ブルックス『人と企業はどこで間違えるのか?---成功と失敗の本質を探る「10の物語」(須川綾子/訳、ダイヤモンド社、2019)は、確かに色々な企業の失敗や失策を興味深く叙述しており、経営者やマネージャ級の人々にとって参考になる一冊だと思う。そういう意味では一読をお勧めできる。

でも、僕自身が現職で活用できるかと言われれば、それはかなり難しい。その最も大きな理由は、本書の中に個々のケースで最も致命的だと思える原因だとか理由が書かれていないからだ。いや、書かれていないという事実には問題がない。そんなことを簡単に見つけたり推定したり表現できるものではないからだ。

それゆえ、読んだ個々の人が自分自身で考える必要があり、それはそれで有意義な考察の機会にはなるわけだが、本当のところ仕事において有益だと言えるのは、やはりここに登場する規模の大企業に勤める人だけだろうと思う。はっきり言わせてもらえば、この世界に存在する 99.999 % の中小零細企業の僕ら部門長や経営者にとっては、もっと切実で具体的な問題や課題を解決したり見出すことのほうが大切だ。というわけで、良い本だとは思うがリンクしない。各自で見つけて読んでもらいたい。

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