Scribble at 2023-08-11 08:15:27 Last modified: 2023-08-11 15:21:58

ここを熱心に読んでる方が殆どいないことは Microsoft Bing のアクセス解析でも分かっている話なのだが(連れ合いですら、何週間も前にここで公開した話題を初めて知ったかのように言うことがある)、それでも1年に1,000本くらいの投稿を公開しているので、そろそろテキスト・ファイルで保存しているデータのディレクトリが数千個のファイルでシークに一定のリソースを無駄と言っていいくらい消費するようになってきている。そのため、URI に影響はないのだから誰に遠慮することもなく、データの運用方法を改めなくてはいけない時期になっていると思う。

最も簡単な設計は、もちろん年別、月別にディレクトリを「掘る」ことだろう。これまで

/_data/20000627250857

というパスのテキスト・ファイルだったわけだが(公開している落書きのデータなので、もちろんファイルへ直にアクセスされても問題はない。ちなみにブラウザのアドレス・バーにペーストしても、.htaccess で抑制してるからブラウザでのアクセスはできないが)、これを

/_data/2000/06/27250857

という年別・月別のディレクトリに整理し直すことで、個々のディレクトリに収納するファイルを減らして、本年の落書きを一覧で表示しているページのレスポンスを改善できる。現状だと、過去から全てのファイルをシークしているため、無駄なシークが多い(ちなみに昨年までの落書き一覧は、年が改まった際に1年分のリストを出力するプログラムで、静的なページとして公開している。落書きの一覧を動的にリストとして公開しているのは、/archive/notes.html だけである)。

DBMS を使うつもりはない。本体の論説についても同じく、DBMS でデータを管理するつもりがないからだ。当サイトは DBMS なんてなくても、そのへんの連中が運営しているブログなど歯牙にもかけないレベルのコンテンツを提供できるという実例にしたいからだ。そもそも、WordPress の設計について昔から感じていたことだが、CMS というのは要するに素人用のコンテンツ管理システムであり、プロのウェブ制作業界の人間が使ってもいいが、それは効率の問題であって、技術や才能の問題で使うわけではないはずだ。僕がいまこうしてタイプしているように、まともなレベルのウェブ・アプリケーションのエンジニアであれば、自分のサイトで運用するていどの CMS くらい、自力で書けるのが当たり前だからだ。いや、金と時間さえくれたら、原則としては WordPress を開発するていどのスキルがあって、やっと(僕と同じていどに)標準的な PHP のエンジニアと言えるだろう。これは明らかに自慢だから凡人の諸君は気にしなくてもいいが、Zend の PHP 国際資格を英語で20年くらい前に取得しているていどの技量とは、そういうものである。

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