Scribble at 2026-06-19 20:02:36 Last modified: unmodified
「訪れない」と表現すれば、そこには意図や意志や意欲という理由なり事情があるものと理解するのが、ごく普通の日本語話者の能力というものであろう。そういう前提で、この記事を読むと、まったくあきれてしまう。どうして地球外生命体が地球に「訪れない」のか。オーストラリアの研究者が言うには、その理由は三つあるという。
「宇宙が大きすぎる」
「想像を絶するほどのエネルギー需要」
「地球が宇宙人にとって有害な星である可能性」
もちろんだが、最初の二つは「訪れない」理由などではない。それらは、意志があろうと意欲があろうと現実的でないか不可能な制限があるからなのであって、こういうものを理由として挙げるのは馬鹿げている。どのみちやってこないのだから、それはいないのとおなじである。議論すること自体が無意味であろう。
そして、三つめは確かに議論するだけの価値がある。なぜなら、来ようと思えば来れるのに、それを敢えてしない理由になっているからだ。でも、たとえば地球の酸素の濃度などが有害だと分かっているなら、そのことを我々から観測できない距離から確かめられるほどの科学技術があるのだし、防護服くらい作れよと思うよね。ということで、どの理由も簡単な反論だけで全くの妄想であることが分かる。