Scribble at 2021-11-17 13:05:36 Last modified: unmodified

スラドのストーリーで前回「自炊」という言葉が出てきたのは 2015 年、非破壊ブックスキャナーのクラウドファンディングに関するもので、実際に盛り上がっていたのは10年ぐらい前のようだ。購入できるものは購入してしまった方が早いように思われるが、スラドの皆さんのご意見はいかがだろうか。

いまさらだけれど書籍の『自炊』ってどうだった?

オンラインで手に入る論文は最初から PDF だからいいとして(というか、そもそも個人で Synthese とか購読する金がある人はプロパーでも少ないだろう)、学部時代に山ほどコピーした Hume に関連する書籍だとか、院生時代にもっとコピーした論文などは、実家にダンボールへ入れたままとなっている。もちろんん、今でも目を通したいと思うことがある。よって、それらをスキャンして手元に置けば便利だろうなとは思う。でも、やはり自炊で致命的なのが面倒臭いことと、機材を揃えるのにそれなりの金がかかることだ。

いまは自宅にある本を少しでも減らしていこうと思っていて、まず新書や文庫から手を付けて、通読する際に必要なノートを取り、どうしても手元に残したい強い理由がない限りは、新書や文庫は「もったいない本舗」へ売り払っている。これで、ひとまず文庫や新書を置いている場所は少しずつでも空けられる。恐らくそうなると、どうしても残したいという本だけで部屋が埋まったままになってしまう可能性があることだ。特に洋書の専門書だと古本屋が引き取ってくれる可能性はないし、アマチュアの寄贈なんて大学の図書館は対応してくれない。かといって、いまの科学哲学プロパーに贈呈するとしても、所蔵しているタイトルをリストにするだけで面倒臭いし、一人ずつ本を送るなんて面倒なことができるわけもない。

なるほど、自炊しておけば収納ボックスを何度も持ち上げて奥にあるかどうかも分からない本を探すといった苦労をせずに済む。

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