Scribble at 2009-04-17 00:00:18 Last modified: 2009-04-17 00:00:18

藤野さんの Zend Framework の本が出ていた。前回の『~入門』から2年ほど経つので、改訂というよりも二冊目と言ったほうがいいのかもしれない。これまで、"Zend Framework in Action" とか『徹底入門』を読んでみたけれど、 ZF の仕組みを説明している書物としては、藤野さんの本がいちばん分かりやすいと思う。特に、Zend Framework で動作するシステムに対してリクエストを投げてから、内部で処理されてゆく順序通りに解説してある部分は、ZF を触りはじめの人がみんな言う「とっつき悪さ」とか、「結局どこから始めればいいの?」という点を払拭しているように思った。日本語の ZF 解説書は、『徹底入門』なり藤野さんの本なり、他にも幾つかさわりを解説してある本は出てるから、それなりの量にはなってきている。後から、あの L.L. シリーズでも出るようだけど。そういや、L.L. シリーズはこれまで全て一読していたのだが、Django だけは買ってない。かといって、初歩的な部分の説明として参考になる場合もあるから、あなどれないときもある。しかしとにかく、1/3 は Python の構文とインストール、1/3 は API のリファレンスというわけで、手軽に知りたい人には無用なページが多く、初心者には概括されすぎて殆ど理解できないという中途半端な編集をどうにかしてもらわないと、単にコレクション体質の人が買って終わるだけのように思う。事実、フレームワークは2年ほど前からちょっとしたブームにはなっていたが、実は PHP のフレームワークの普及率は思ったほど高くないし、会社によってバラバラなのは仕方ないとしても、対応できるフレームワークに幅がないのだ。或る会社は CakePHP しか使えず、他の会社は ZF を誰もまともに使えず、また他の会社は自前の馬鹿みたいに遅いオリジナルフレームワークしか使わないと言い、果てはフレームワークでの構築を「動作が遅い」などと言って拒否する会社まである。確かに、対応できるフレームワークの選択肢に幅がないのは、仕方がないかもしれない。案件として受けた経験がなければ「対応可能」とはなかなか言えないだろうし、かといって自社で暇つぶしにフレームワークをいじるような余裕は、オープン系の会社にはなくなってきているからだ。

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