Scribble at 2022-06-15 16:13:32 Last modified: unmodified

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Adobe After Effects Classroom in a Book (2020 release) is the best-selling guide to Adobe's powerful motion graphics program. The 15 project-based lessons in this book teach students step-by-step the key techniques for working efficiently in After Effects and delivering in the widest possible range of media types. In addition to the key elements of the After Effects interface, this revised edition covers new features and techniques. Learn how to create, manipulate, and optimize motion graphics for film, video, DVD, the web, and mobile devices. Gain hands-on experience animating text and images, customizing a wide range of effects, tracking and syncing content, rotoscoping, removing unwanted objects, and correcting color. Learn to create 3D content with both After Effects and Maxon Cinema 4D Lite (included with the software).

Adobe After Effects Classroom in a Book (2020 release)

Adobe After Effects 2022 を使うにあたって、公式サイトや YouTube の動画はレベルが低すぎて話にならないと書いたが、初歩的な操作方法とかアプリケーションに独特な用語などは、あらかじめ知っておかないといけない。そういう目的であれば、動画を観るよりもムービーの編集操作を一通り順を追って説明してくれている体系的な本を短時間で通読した方がいい。本書は、既に2022年度版が出ているから古くなってしまっているが、基本的な操作とか用語の理解には十分な内容だ。画面と簡単な説明だけで構成されているし、些末な個所は読み飛ばしてもいいので、400ページほどの量はあるが1時間もあれば目を通せると思う。

ただ、編集操作を一通り眺めるだけであるから、テキストをアニメーションさせるための丁寧な編集操作については、実際に自分で効果をテキスト・レイヤーに適用してからプロパティやキー・フレームを操作してみるのがいいのだろう。そこまで詳しくは書かれていない。それゆえ、After Effects で使える効果を一覧にしただけにすぎないカタログみたいな本が5,000円ほどで販売されていたりするのだ。しかし、これは自分で実際に効果を適用すればいいだけである。後から選びなおすことを考えるなら、どの項目がどういうアニメーションになるのか、やはり自分でノートでも作ってリストにまとめるのがいいだろう。そういう手間をかけずにプロ並みのムービーなんて、正直なところ Adobe がどういう自動化の機能を実装しようと無理な話である。逆に言えば、お仕着せの効果を単にドロップして適用しただけにすぎない映像なんて、手をかけていないことがすぐに分かるし、そういうものはたいてい最適化されておらず悲惨な見栄えだ。結局は、プロにお金を払って手掛けてもらう意味が何であるかを分かっていない人こそ、むしろ After Effects のように高額な費用がかかるアプリケーションを使う必要などないのである。

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