Scribble at 2020-08-08 18:24:46 Last modified: 2020-08-08 18:26:21
このサイトは有志がコーディングしたものを各地の都道府県で利用しているとして、最初は話題になったのだが、結局こういうものは中身のデータが本当の価値なのだということは明らかである。実際、もうこのサイトは殆ど話題に出てこない。少なくとも大阪府に関しては、上記のスクリーンショットを保存した際には「最終更新 2020/08/07」とタイトルに出ていたが、中身の数値はどれもこれも「2020/08/05 時点」で止まっているからだ。これでは「最新」を名乗る意味がない。
「当サイトは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する最新情報を提供するために、大阪府が Code for OSAKA の協力を得て開設したものです。」こんな裏話など、はっきり言ってどうでもよいことだ。協力だの善意だのをアピールしたいだけの劇場を造成しただけでは不十分であり、実質的な価値のあるコンテンツを提供するところまでサポートして初めてやっただけの意味がある。大阪府が運営しているにも関わらず、自分たちが用意しているデータが更新されていないことが原因で前日の情報すら掲載できないのであれば、そもそも大阪府の「オープン・データ」という取り組みは掛け声だけで実質的な価値がないと言える。他に情報源として信頼するべきものが報道くらいしかないのであれば、もうこんなサイトは閉鎖して知事の記者会見を発信している YouTube のチャネルか NHK の特設サイトにでもリンクしたほうがよい。