Scribble at 2024-05-25 14:34:04 Last modified: 2024-05-26 00:33:29

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岡田氏は記者団に、パーティーは三重県四日市、津両市と東京、名古屋、大阪で毎年開いていると説明。「自民がパーティーをやり放題の中で、自分たちの手を縛ると競争にならない」と述べた。「わが党でパーティーを実施していない方もいる。都会では可能だと思うが、地方では難しい」とも語った。

岡田幹事長パーティー開催認める「自民はやり放題、自分たちの手を縛ると競争にならない」

いやぁ。俺さ、自分のことを日本人っていうか日本語話者だと思ってるんだけどさ、この人の喋ってることが分からないんだよね。これって、まだちゃんとしたルールが出来てないから、うちも自民党と一緒に同じことをしないと「競争にならない」って言ってるわけだろ。だから、うちもパーティーを開いて企業献金を受け取るんだと。それで自民党と立民党が競争になると。いやぁ、自分でパラフレーズしてみても、意味がわからないよ。いや、日本語として何を言ってるかがわからないわけじゃなくて、自分たちが国会で止めようと訴えてることを、まだ法律ができてないから俺らも一緒のことをやるぜって。これ、代議士以前に大人としてやるようなことなのか? もしかすると俺の勘違いなのかもしれないけど、じゃあどういう意味なんだろう。

あとね、この一件は正直なところ共産党とれいわの言い分が妥当だと思うんだよな。国会の答弁とかを聞いてても、政府自民党の側は一貫して「企業にも政治活動の自由がある」っていうんだけど、本当にそうなのかな。政治結社には、もちろん政治活動の自由がある。これは憲法で保障された結社の自由だし、思想信条の自由でもある。でも、献金は違うだろう。しかも、法人は違うと思うんだよな。商法・民法で一個の法的な人格として認められている法人というのは、もちろん商行為上の主体として責任や権利が認められているわけだけど、そこに政治活動の自由なんて法的に保障されてるわけじゃないんだよ。したがって、そもそも企業が政治活動すること自体、そんなもん自由だとは思えないんだよね。だって会社法の理屈から言って、そんなことは定款に書いてないだろう。事業じゃないんだから。すると、定款に書いてないことをやるのは違法だし、企業というものは会社法などで定められている事業活動をするための法人格なのであって、献金や政治活動をするための法人格ではないわけだよ。こんなの、法学部の1年生でも知ってる常識だよな。

それに、こう考えてみてもいい。法人が政治活動を政治献金も含めて自由にできるとしたら、或る企業に投資した人物や VC からみて、役員から当社は自民党に献金しますとか言われたらどうだろうか。それはふつう「特別背任罪」というものだろう。だって、企業活動と関係ないことに金を使ってるわけだから。自社の企業活動に関係ある? ええ・・・じゃあその献金って、逆に賄賂ってことになるぜ?

[追記] パーティはやめたらしいね。でも、なんかこのスーパーマーケット企業のお坊ちゃんは、よく分かってないらしい。せっかく大阪教育大附属の池田校舎から東大に入っても、暗記坊やには知性というものがないのかな。

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