Scribble at 2024-01-01 20:24:39 Last modified: 2024-01-01 20:27:29

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「デザイン思考は終わった」的な決めつけに対する反発はあろうし、著者らによる「批判的デザイン思考」に対する批判もあろうが、思考の枠組みの立て直しは可能なのだろうか?

デザイン思考は期待外れだったのか?

そんな、哲学や認知科学の学位すらもってない経営学者とか評論家の類が、なんでそんな「思考の枠組み」なんて立て直したり、そもそも構築できると思ってしまうのかって話なんだよね。だいたい、このブログ記事は「スタンフォード・ソーシャルイノベーション・レビュー 日本版」というオンライン・ジャーナルからの翻案なんだけど、この「スタンフォード・ソーシャルイノベーション・レビュー 日本版」じたいが SSIR の翻訳であり、しかも他人が語ってるデザイン思考がオワコンかどうかなんて言ってる矢先に日本版が事業停止となっている。これほど皮肉な批評はあるまい。

経営学者や経済学者の語る「フレームワーク」だの何だのは、要するに自己都合の概念的プラモデルにすぎない。言い方を換えれば、思想的キモオタの幼女フィギュアと言ってもいい。そういう手前勝手な理屈だけでビジネスや産業を理解したり語ったり、それどころか学術的にリードできるなんていう妄想こそ、われわれはビジネス書の読書体験から読み取って、早々に放逐しなくてはならない。もちろん経営学に学ぶこともあるし、経済学に学ぶこともあるのは確かだが、やはり彼らに現実のビジネスどころか理論的なビジネスですら学ぶことはできないのだ。

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