Scribble at 2024-01-04 14:46:34 Last modified: unmodified

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さきほど書店で文庫本の小説を買ってきたのだけれど、開いてみると紙の栞が入っていて、やや無粋な印象を受けた。センチメンタリズムだろうとなんだろうと、やはり栞は紐でないと文学作品を読んでいるという雰囲気がない。まるで日経BPの自己啓発本か、あるいは東京方面から蛆虫のように湧いてくる「哲学」とやらの本を読まされるような不愉快さを感じるね。

それはそうと、Microsoft のダリで "a bookmarker" とか "thick band or string as a bookmarker" などとやっても、まともな栞は出てこない。上記は "bookmarker as a thick string" だが、これではただの紐だ。ちなみに、キーワードを逆にして "a thick string or band as a bookmarker" とやると、更に酷いものが出てくる(au のガラケーみたいなのが出てくる)。もちろん、その理由は明らかで、こういう紐状の栞は日本の出版物にしか付いていないからである。なので、日本の出版業界では「スピン」と呼んでいるけれど、これは海外では全く通じない。アメリカ人に "spin" などと言っても、書籍の部品だとは理解してもらえない筈だ(英語だと「回転」とか「政治家がよくやる解釈の意図的な歪曲や論点ずらし」などという意味しかない)。

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