Scribble at 2023-12-10 08:22:32 Last modified: unmodified

添付画像

UI 、とりわけアプリケーションのメニューについて、項目の並べ方やマウス・オーバーなりキーボードでのアクセスへどのようにレスポンスするかなど、一覧の挙動についても、たいへん小さな話題ではあるけれど、毎日のように何度も繰り返すことではあるから、その設計なり実装での間違いや未熟は累積して重大な問題となりえる。ここ最近は何度も書いているマウスやトラック・ボールといった入力デバイスの話題にしてもそうだ。

こうした、些細ではあるが少しずつ僕らの肉体なり精神に影響を与えるところで、バカがものをデザインすると、気づきにくいがために是正が難しくなる。そして、これは僕らのような規模の会社でも採用して実行しているマネジメント・システムという話題にも通じるリスクというものであろう。バカが規程を決めてルールを作ったり監査すると、少しずつ会社が腐っていくか腐っていくのを放置したり助長することになる。しかし、無能やバカが数年で退職すると、得てして後任となったバカは愚かな施策を無批判に引き継ぐため、こういうプロセスが繰り返されると誰の責任だったのか分からなくなる。

話を UI に戻すと、たとえば上のスクリーンショットで示したような、メニュー項目の配置にしても、どうにかならないのかと思うことが多い。これは Google Keep で登録しているメモのメニューを開いたときに出てくる項目の一部なのだが、僕はメモを登録すると SNS で投稿に追加するタグのように使う「ラベル」(これは何度か書いているが、英語では「レイブー」と聞こえるような発音なので、「ラベル」と言ってもアメリカ人には通じない)をメモに設定することが多いので、すぐ上にある「メモを削除」をクリックしてしまいやすい。すぐに元へ戻せるようにはなっているけれど、削除というアクションなり選択肢だけは特別であろうと思うので、せめて他の項目とのあいだに間隔を空けたりセパレータを挟むなどの工夫はほしい。そうすることでメニューのサイズが多少は変わるけれど、いま述べたようなミスを防ぐという効用に比べて、メニューの高さが何十ピクセルか変わることに何か重大なリスクがあるようには思えない(Google を支配するマーケティング部署の人でなしどもでも、このていどに文句はあるまい)。

  1. もっと新しいノート <<
  2. >> もっと古いノート

冒頭に戻る


※ 以下の SNS 共有ボタンは JavaScript を使っておらず、ボタンを押すまでは SNS サイトと全く通信しません。

Twitter Facebook