Scribble at 2023-09-27 12:44:42 Last modified: unmodified

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Google が優遇措置を終えて、ようやくマッチ・ポンプと言われた酷い状況が元に(それでも酷いことに変わりはないが)戻ったわけだが、Google によれば AMP のインデックスは続いているらしく、2023年でも一定の SEO 上の効果があると言われている。どちらにしてもコンテンツなり情報配信の本質とは関係のない、ただの技術論でしかなく、しかも Google 側のデータベースのパフォーマンスにとって有利なことをやれと勝手に言ってるだけの独自仕様にコンテンツを配信する側が従わなくてはいけないなんてことは、およそ認められない。しかも Google はこれに懲りず、Web Environment Integrity なんていう独自規格を掲げて、サーバが「セキュリティ対策」なり「健全なコンテンツの流通」なりという名目で、特定のブラウザへのレスポンスを拒否するようなしくみを導入しようとしている(これは自由主義圏のユーザよりも、中国やロシアといった独裁国家で好きなコンテンツにアクセスしたいと願っている人々にとって大きな不利益がある)。

結局、オープンなりフリーに提唱されてきた通信規格や多くの仕様なりソフトウェア・エンジニアリング上のアイデアであっても、それを作って業界団体に半ば最初からスタンダードの候補として押し付けられるような状況を許してしまうと、通信規格を WWWC に提案する企業とブラウザの開発企業、そして検索サービスを提供する企業、それから広告配信の仕組みを牛耳っている企業が一つなのだから、これは著しく有利である。恐らく、そう遠くない将来に Google は幾つかの企業へと解体されるのだろうと思うが、それまでに取り返しの付かない状況になってしまっては困る。よって、AMP だろうと Web Environment Integrity だろうと小さく初期の団体で大きく騒ぎ立てて叩き潰しておかないといけない。「イノベーション」だの「クリエーティブ」だのという、せいぜいスタンフォードの三流博士号をもってるていどの技術オタクに好き勝手な提案をさせてはいけない。

・・・正直、csh(Cシェル)の本を書いたこともある安田絹子氏とかも、いまでは国内でスーパー・エンジニアっぽい立場で活動されているようだけど、Chrome 開発に深く携わっていた一人として「関係ない」とか「知りません」では済まされないと思うがね。

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