Scribble at 2025-10-21 09:20:21 Last modified: 2025-10-21 09:24:19
そこでこの記事では、大手キャリアの「スマホ購入プログラム」を利用して2年で買い替える選択肢と、SIMフリースマホなどを購入して4年以上長く使い続ける選択肢、それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。
僕のように、2年で機種交換すると残額がゼロになるプランを延長して4年で完済してしまう人もいると思うんだよ。つまり、事実上は48回の月賦というわけである。最初からそのつもりであれば、もちろん Apple でクレジット・カード決済してリボ払いにすりゃいいだけなんだけど、もしかすると2年で「やっぱり機種交換しよう」ということになるかもしれないので、その担保として残額がゼロになるプランを選ぶのも有効だと思う。ただまぁ、機種交換が前提であろうと、あるいは購入した機器を長く使うのであろうと、どちらでも安く使おうと思えば、キャリアの実質的には2年リースのプログラムを選ぶか、あるいは安い SIM フリーの機器を買うかという選択になるのだろう。もちろん、後者の場合は48回分のリボ払いの利息(利用料)を算入しても正規の価格で買うより安いという前提、あるいはキャッシュで買ってしまえるお金があるという前提が必要であって、誰にでも選べる選択肢ではない。こういう、スタパ斎藤っぽいノリで成金プレイを当然の選択肢にするメディアって、要するにただのステマだろうって思うから、あんまり信用できないんだよね。
で、どちらの選択肢にしても2年までは同じ条件での運用となる。したがって、それから先の更に2年が終わった時点で比較すると、機種交換のプログラムを選んだら既に新しい機器へ交換して2年が経過しているのに比べて、購入した機器を4年のあいだずっと使っている方は単純に買ってから4年が経過した機器なのだから、カタログ上のスペックが劣るのはもちろん、経年劣化でハードウェアの性能が相対的に落ちているのも自然なことだ。どちらも4年が過ぎるあいだに一度も故障しなかったとしても、双方の差はある。
したがって、常に最新のスペックでスマートフォンを使いたいなら機種交換のプログラムを利用しろというだけのことでしかない。いちど購入した機器を使い続ける理由は、そういうこととは別にあり、たとえば機種交換のプログラムで2年毎に交換していれば、常に3,000円前後の本体代金を払い続ける必要がある。つまるところ、スマートフォンというデバイスを使う「サブスク」と言ってもいい。それに比べて、購入した機器を使い続けて、電話料金に本体代金を含めずに運用するというのは、リボ払いだと実質的にキャッシュフローは似たようなものだが、支払いが完済すれば本体にかかるコストは(故障やバッテリー交換がないなら)ゼロである。したがって、こちらはアプリケーションのスタンド・アロンなパッケージ版を購入したようなものだ。Microsoft Office で喩えるなら、前者は Microsoft 365 であり、後者は Home and Business ライセンスと言ったところだろう。
それぞれスマートフォンを手に入れて運用する目的や動機、それから期待している効用だとか資産調達のファイナンス条件が違うのだから、それぞれの条件に応じて手に入れて使えばいいだけの話である。異なる条件でも対応できる余裕が本人にあれば好きにすればいいけれど、どちらの条件であれ誰にでも当てはまるような話ではないのだ。特に後者は、「『2年』というサイクルに縛られず、本当に『バッテリーの持ちが悪くなった』『動作が遅くなった』『欲しい機能を持つ新機種が出た』と感じたタイミングで、自由に買い替えを検討できるのも大きなメリットです」と説明されているが、それは全額をキャッシュで一度に購入したときの話だ。それだけの余裕があれば、もちろん2年どころか新しい iPhone が毎年9月に発売されるたびに買って交換できる。でも、そんな人を対象に「どれが得か?」なんて貧乏臭い話をするのはナンセンスであろう。そういう人は、観音開きのクレイジーなスマホでもキャシュで買うような好事家だ。