Scribble at 2026-10-21 15:59:25 Last modified: 2026-10-21 16:05:42
蔵書の整理を始めているだけではなく、手持ちのデータについても整理したいところだ。大量の PDF として書籍や論文を抱えているけれど、しょせんこんなものは全て読めるわけがないし読む必要もない。また、これらを恐らくは読んでいる前提の生成 AI が普及しているため、実質的に生成 AI がデータベースだと考えてもいいわけだ。雑な仕方で情報を保管しているデータベースではあるけれど、僕自身が Springer の論文を何千本と保管していても役には立たない。
そして、自分が保有するデータの分量を減らすことで、バックアップという処理が簡単になるしコストも下がる。そして同じデータを異なるサービスやメディアにコピーするという 3-2-1 policy にも対応できる。いま、最大の容量をもつのが Google Drive なのだが、ここには 2 TB ほどのデータがあって、しばしば言われるように Google は自動判定で正当な理由もなく機械的にアカウントを勝手に凍結してしまうことがあるから、実はストレージ・サービスとしては信用しかねるところがある。そして、こういうリスクは他の事業者でも似たようなものなので、メインのブランチを他人に預けることはやはり危険である。かといって、自宅の NAS などに大量のデータを持ち続けたくない。数年おきにドライブを買い替えるコストがかかるし、やはり自宅の場合は機器が故障するリスクが高くなるからだ。なので、容量が少なければ全く同じだけのコンテンツを色々なメディアに保管し続けられる。
そういうわけで、PDF の電子書籍などはジャンルや内容を精査して取捨選択する時間がもったいないから、もうジャンルの単位でデータを削除して切り捨てないといけない。これは、どのジャンルを切り捨てるか、今年中には決めて実行する予定だ。
プライベートなデータにしても、自分で撮影した写真などはともかく、古い年賀状の PSD ファイルなんかは積極的に削除しようと思っている。昔の当サイトのデザイン・データなども要らん。そして画像や写真の多くは Blu-Ray に焼いてしまえばいいと思っている。これは 3-2-1 のような仕方で保管しなくてもいい。写真は僕らが眺める必要がなければ他人に見せるようなものでもないし、僕が死んだら連れ合いに引き取ってもらうか廃棄するだけだ。
他にストレージを大量に食っているのが、動画と音楽のファイルだ。そして、特にダウンロードした動画は積極的に削除していこうと思っている。こういうわけで、原則は僕が必要としているあいだのバックアップだけの話であって、たぶんこれから20年も30年も必要なわけでもないだろう。こういう話はリアリズムしかない。僕らのような凡人が作ったファイルに永続的な保管の価値なんてないわけで、僕らが死ねば綺麗に消し去っても問題がないものだ。「アーカイブ」なんていう偏執的なコンセプトを前提にデータの運用を考えるべきではない。
ちなみにだが、こういうことは何も後ろ向きな理由でやろうとしているのではない。何かの致命的な病気を診断されたとか、そういう事情があって悲観的になっているわけでもないのだ。単に、これから自分なりに成果を出しながら働き続けたり、趣味としても満足のゆく活動として続けたいと思ったら、もうこれから10年も20年も勉強したり経験を積まなけばいけないような分野とか技能について、単なる好奇心だけでやみくもに知識を習得するのは無駄だと思うだけである。活かしてこそ意味があるのだから、活かせる余地があることに絞ったほうがいい。あくまでも、これからも色々なことをやって結果を残すために判断するわけであって、事業運営における「選択と集中」と同じである。