Scribble at 2026-02-25 08:31:20 Last modified: 2026-02-25 18:17:34

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We installed a single turnstile to feel secure

"turnstile"(改札)という単語を久しぶりに見た。ぜんぜん覚えていない方が大半だろうと思うが、当サイトが "InterfaceWorkshop" と名乗って Windows の「互換シェル」(LiteStep, geoShell, IceSphere などといった explorer.exe 互換のグラフィカル・ユーザ・インターフェイス)をメインの話題としていた頃に、実は "turnstile" というブック・マークのページを公開していたことがある。確か、黒背景に白文字のページへ、3列のリストで、色々なリンクを並べていただけのページだ。そのページを作るときに、タイトルとして "turnstile" という単語を辞書で見つけて採用した。でも、それから相当な分量の英語の文章を読んできたけれど、この20年以上のあいだ "turnstile" という単語を見たことは、おそらく一度もない。

英語の勉強の話をここでするつもりはなかったのだが、このような事例が典型であるように、自分で手間ひまをかけて探したり扱った単語というものは、そのときだけ熱中して使ってから20年くらい放置した後でも、再び眼にすればこうして思い出す。少なくとも、自分がかつて使った単語であるという事実や、それに付随して辞書で調べたとか、自分が公開したページのタイトルだったとか、色々なことを思い出すわけである。このように、単語だけの話ではないと思うが、集中して何度も繰り返して発音したり眺めたりタイプした単語は、20年が経過しても忘れていないものだったりするのだ。逆に言えば、アプリなどで短期間に膨大な単語を記憶しても、それを一つずつ集中して繰り返して復習して自分自身が何かをするための道具としての役割を与えない単語は、結局のところ身につかない。あーそんな単語を勉強したことがあるなーというだけで意味もわからずに終わってしまう。英語の偏差値が80に迫る成績で東大を出ていても全く英語が話せない人がたくさんいる理由というのは、これである。

さて、本論はセキュリティである。上の記事が紹介するように、派手な施策は組織のトップが馬鹿であればあるほど有効だ。みなさんも、いまアメリカ合衆国という、その巨大な実例をご存知のことだろう。実質的な価値というものを理解したり分析する意欲も知性もない人々というのは、簡単に言えば馬鹿なので、自分が何も努力しないで分かる範囲のことしかわかろうとしないものだ。もちろん、これはアメリカ大統領だけに言える話ではなく、たいていの世襲会社を経営する人物や各国の王族などにも言えることだ。幼い頃から権謀術数や表面的な芸術だけ教わってきたような人々にとって、実質的な安全というものは、技術や知識や人の心理というよりも、札束で解決するものだという錯覚が染み付いているらしい。また、たいていの馬鹿というのはセキュリティや経営に限らず目で見てわかりやすいことしか評価しようとしないので、セキュリティ・カードでロックしてますとか、警備員が何人いますとか、そうしたことが「セキュリティ」であり「安全」なのだと考える・・・だって警備員がいるじゃん、警備員がいないと、ゴロツキが玄関から入ってきたときにどうするのさ。それはそうだ。でも、セキュリティとはその手のゴロツキだけに対処できればいいのではなく、ネットワークを使うゴロツキにも対処しなくてはいけない。

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