Scribble at 2023-06-26 22:25:46 Last modified: 2023-06-26 22:28:53

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どこか新しくブログや個人サイトを巡回先に決めたり、あるいは RSS フィードを subscribe するという機会が減った。減ったと言うよりも寧ろ、「無くなった」と言うべきか。実際、Feedly に RSS を追加したのは、今年に入って1サイトだけだったと記憶している。たまたま Hacker News で紹介されていた研究者のブログをフォローし始めたわけである。ということなので、日本人が書いているブログなんて減りはすれ、逆に増える機会は殆どなくなってしまっている。

理由の一つは、もともと僕は日本のブックマーク・サイトを使わないからだ。hatena ブックマークは10年以上も前にアクセスしたことはあった。例の「~どこを向いているのか」という、或る連中に言わせれば噴飯物だというが、実際のところは本当のことを隠さずに書いたことが「まずかった」というだけのことでしかない文章だとか、あるいは黄金比をうれしそうに使う無能なデザイナーどもをこき下ろした文章とか、そういうのが hatena ブックマークで取り上げられたこともあった。でも、たかだか1行で何か建設的なことを言えるわけでなし、そういうところに集まってくるコメントを見たところで得るものはなかった。

それから二つ目に、ブログ・ホスティングのサービスでランキングなど、哲学者を自認する者が見たり気にするわけもなかろう。

これは論外として、三つ目は僕自身の事情とは違うように思えるのだが、既存のブログ記事や個人サイトのページを見ていても、殆ど他人のブログ記事や個人サイトにリンクを張らないから、手を広げようがないわけである。つまり僕がフォローしている人々は、そういう意味ではぜんぜん「ソーシャル」ではない人ばかりということなのだろう。しかし、僕がわざわざフォローしているくらいの人々なので、学術的にもライフ・スタイルとしても仕事についても(信夫君や山形浩夫氏のブログですら)何かしら得るものがあると期待できるわけである。そういう人々の多くが他のサイトやブログにリンクしておらず、それでも何の問題もないと思えるわけであるから、僕が「ソーシャル」なんていう社会科学的な黒魔術を信じていなくても当然であろう。

そんなわけで、新しくフォローする先が増えるとすれば、いまのところは Hacker News でたまたまコメントの主がポイントしたサイトか、あるいは書店で見つけた興味深いテーマについてウィキペディアで調べたときに紹介されていた外部リンク先くらいのものだ。でも、それで僕自身の見識が狭いとか、狭いままだとか、狭くなるとか、その手の心配をしてもらう必要はぜんぜんないわけである。

(冒頭の画像は、この最後の段落を Google Translate にかけて、Stable Diffusion に通した結果だ。)

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