Scribble at 2023-07-02 11:30:43 Last modified: 2023-07-02 11:37:03
正直、20年前に Window XP や Windows 2000 で LiteStep や geoShell といった互換シェルを使っていた頃に利用していた Virtual Desktop のパフォーマンスよりも、Windows 11 のネイティブな機能でデスクトップを切り替える方が遅いんだよな。Adobe の作業環境にしても言えるけど、パソコンを次々と強力なものに買い換えても、こういう OS やアプリケーションのパフォーマンスは低下する一方の機能があったりする。はっきり言ってウェブ・コンテンツに使うていどの画像を編集するだけなら、20年前のパソコンで Photoshop CS を使っていた方が生産性は高かったとすら言える(その当時でも、確かに 88 x 31 ピクセルの GIF バナーとかも作っていたけれど、商品として 3K くらいの写真も扱っていたから、実はいまと大して扱ってる画像のサイズは変わっていない。だからこそ、「だんだん生産性が低下している」と同じ条件で言えるのだ)。
この奇妙な経緯は、どう考えたらいいのだろう。確かに、昔なら個人のパソコンではできなかったことも、簡単にやれるようになった。Stable Diffusion を動かすなんて、たぶん20年前の20万円ていどのパソコンでは不可能だったろう。だから、何でもかんでも遅くなったとか生産性が変わらないとかいう話ではない。でも、明らかになんも進歩してないところがあって、意外に生活や仕事にとって重要な作業に関わっていたりする(ATOK を久しぶりに使い始めて、やはり感じるのだけれど、IME もそうだよな。いつまでこんなに予測変換が無能なんだろう。ジャストシステムの顧問をやっているらしい、「分析哲学者」を名乗るインチキ物書きはどうした? 何も仕事してないのかよ。「分析哲学」とはもともと言語分析の哲学という意味だ。アメリカで流行ってるだけの、ドーナツの穴がどうしたとお喋りしてる与太話のことじゃないぞ)。