Scribble at 2024-10-21 15:54:55 Last modified: 2024-10-21 15:57:48
ガートナージャパンは、日本企業の最高情報責任者(CIO)やデジタルビジネス担当エグゼクティブ(ITエグゼクティブ)の87%が、自社の経営陣に対してITの価値を示すことができていないと考えているという分析結果を発表した。
年商500億円以上で、CIO なんて御大層な役職を抱えているというのだから、まぁ上場企業や大企業、あるいは IT ゼネコンの金づると言える会社の中でも、ほんの一部と言って良い企業の話である。そしてさらに、ガートナーなんていう外資のコンサル会社に自社の内情を回答するなんて馬鹿がいる企業だから、その数は限られてくる。実際に回答してる会社の数なんで、三桁もないんじゃないかな。
したがって、数だけで言えば、ビジネス関連のメディアがお得意としている典型的な針小棒大な話題でしかなく、NEC や TIS のプロマネだけが読んでりゃ良い些末な話だということになる。でも、この手の話題で困るのは、こういう一部の連中が勝手にお喋りして決めたようなことが、膨大な数の二次請けからN次請けにまで影響を及ぼすということである。たとえば、富士通やアクセンチュアで昨今のトレンドとして社員の給料を上げようということになると、恐らくは彼らの下請けである数百社の社員の給料が一律に1割ほど減ってしまうということが起きて、絵に描いたような経済格差が広がるわけだ。これは、何も僕が革命的プロレタリアートの政党を支持してるような左翼だからでもなければ陰謀論が大好きなネトウヨだからでもなく、単に経済のしくみとして当たり前のことだからだ。力のある者は、どういう手段を使ってでも逃げる。それが当然であって、たとえば大企業や上場企業の大半は、義務となっている障害者の雇用については下請けからの出向者をカウントしてたりするわけだ。
そもそも、IT の価値をいまどき経営陣が認識していないとか、CIO が認識させられていないとか、上場企業なら臨時株主総会を求められて役員会が退陣を迫られるようなレベルのリスクだよ。そんな内情を、いくらなんでもアホ面下げてコンサルに語るような馬鹿が何百人もいるとは思えないね。