Scribble at 2023-06-01 16:33:36 Last modified: unmodified

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The Crab Programming Language

このまえ Rust のトップ・マネジメントに問題があるという話題をご紹介したが、さっそく Rust からフォークしている人々がいるらしい。しかも contributors が5,000人に迫るというから、これはちょっと無視できない数だ。東アジアの辺境国家では、今月に入ってもいまだに、どこから拾ってきたのやら Rust の解説書の翻訳が出ていたり、あるいはどこで見つけてきたのやら Rust について解説すると称する、何の業績があるのやらまるで分からない人物の入門書とかも続々と発売されているわけだけど、はっきり言ってジュンク堂で見ていても売れてる様子がぜんぜんないんだよね。そらそうだろう。そもそも新しい言語で実装するなんてことを決裁する会社は少ないし、コンパイルするだの静的な型付けだのという特徴の言語に慣れている人材なら、WordPress の「エンジニア」なんて恥ずかしい肩書を名乗ったりしない。パイが最初から少なくて、広がる理由もないというのに(いまなら大半のプログラミング初心者は Python や JavaScript を学ぶはずだ)、そんなに低レベルの言語の本を続々と出しても売れるわけないだろう。

そしてここにきて、健全なコミュニティを自称してきた Rust にも北朝鮮と同様の嘘があったということらしい。僕は言語としてはこれからも学んで役立てたいという意欲はあるけれど、もちろんそれが "Rust" という名前の言語なのかどうかは、はっきり言ってどうでもいい。道具として使えるかどうか、使いやすい道具であるかどうかだけが重要だ。

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