Scribble at 2023-03-07 16:26:59 Last modified: 2023-03-07 16:42:08
昨今は坊主憎けりゃ何とかと、ロシアのものなら何でも毛嫌いする(なら、韓国人の一部が日本製品を毛嫌いする心情も分かろうというものだが)人がいるらしいが、市井で働く人々に何でも責任を問うていいわけでもない。もちろん他方で、政府がやっているキチガイじみた侵略行為は、かつてどこかの辺境国家がやった韓国や中国への愚かしいい侵略行為と同じく非難されるべきであろう。だからといって、話が全く関係ないなどとは思っていない。それゆえ、たとえば僕は東京大空襲で被害にあった話ばかりを繰り返す人々には、あまり良い印象を持っていない。空襲に遭った人々は気の毒だが、結局は自分たちが東条英機ら無能やキチガイに三権なり軍事を委ねたことがもともとの原因なのである。「戦争が悪い」などと空語を発し続けていても、いずれプーチンのような人間は何度でも現れる。そのたびに、アメリカが暗殺してくれないかなとかファンタジーを Twitter に投げているだけでは、誰も守れないのである。
ということで、冷静に良いものはその限りで良いと判断できるところで眺めてみると、上記で紹介しているようなロシアの剃刀専門のフォーラムなどは非常に貴重な情報源だと言える。そもそもロシアの西洋剃刀を所持して(宝飾や投機用としてではなく)、生活道具として使っている人など殆どいない。理容師を入れても、たぶん日本に100人といないだろう。よって日本には殆ど情報がないから、ソビエト時代を挟む150年くらいのあいだに生まれて発展し、そして1968年(また僕が生まれた年だ。やはり本のタイトルになるくらいだから、1968年には色々なことがあったのだろう)には西洋剃刀の生産が終了した、Trud Vacha の工場の話なども非常に興味深い。