Scribble at 2024-10-12 08:30:17 Last modified: unmodified
Word/Excel/PowerPoint/OneNoteおよびOutlookからなる買い切り型の個人向けオフィススイート。価格は、Outlookライセンスを含む「Office Home & Business 2024」が3万9,982円、Outlookを除く4つのアプリが利用可能な「Office Home 2024」が3万1,343円。いずれもWindows/macOSに対応し、商用利用が可能。インストール台数は2台まで。
企業では、ほぼ「Home & Business」を選択するだろうから、コストは4万円弱というわけである。なかなかの出費になるな。
弊社は、いまのところ大別して二つの仕方で Microsoft Office を利用している。
一つは、特にコロナ禍で業務パソコンの大半が自宅作業用に貸与したノート・パソコンであるため、それにプリ・インストールされている Office の特別ライセンスである。これは、リテラシーのない社員がしばしば騙されて Microsoft 365 のアイコンをクリックしてしまうので、貸与するときはスタート・メニューなどから Microsoft 365 のアイコンを削除している。Microsoft 365 のアイコンをクリックしてサブスクを無償版で導入してしまうと、プリ・インストールされた Microsoft Office のライセンスが解除されてしまうからだ。ノート・パソコンにバンドルされる Office のライセンスは機器に固定されているため、いちどライセンスが外れてしまうと復旧はできなくなる。もちろん、Microsoft はそれを知っていて、Windows Update のタイミングなどにサブスクへの切り替えをアップデートの手順の一つであるかのようなダーク・パターンで勧めてくるから、そういうことにも気をつけないといけない。「法人」というものは制度的に保障された無責任構造のようなものなので、企業の部長として言うのも変だが、会社なんてバレなければいくらでも利益のために違法行為をやるわけであって、いくら「哲学」に携わっていようと社会生活についての無知や未熟の言い訳にはならないのであって、腑抜けではいいように扱われるだけだ。
それから Microsoft Office を導入している他のパターンとして、Microsoft 365 のサブスクを個別に契約している事例だ。ただし、これを個々人が自分で契約してから費用を経費精算で請求してくるといった手順になっていて、経理からは「なんでこんな面倒なことをバラバラにやっているのか」という苦情が出ている。そらそうだ。そうした事情があって、インストールされているスタンドアロンのヴァージョンも統一されていないし、そろそろ会社全体で Microsoft 365 の契約を一括して結びたいとは思うのだが、Microsoft 365 Apps for business だと年間契約で月額1,300円くらいのコストだから、全員を一度に切り替えると50万円ほどになる。これは月額払いの金額ではないので、50万円というキャッシュフローがいっぺんに会社の財務にインパクトを与えるわけだから、まぁ中小零細企業、もちろん黒字でもなんでもない企業にとっては痛い出費だ。なかなかできることではない。そうでなくても、モリサワのフォントのラインセンスを買ったりして同じくらいの出費が毎年のように発生するのだ。おいそれとこういうコストは増やせられない。投資として扱えるなら融資も受けられるが、まさかオフィス・スイートの購入が投資だなんて話は通らない。ネット・ベンチャーにとってのソフトウェアは、従来の企業における鉛筆みたいなものだからだ。