Scribble at 2021-07-26 15:17:17 Last modified: 2021-07-29 12:54:36

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大阪教育大学附属特別支援学校

僕が卒業した大阪教育大学教育学部の附属高等学校天王寺校舎は、分校としてなら池田や平野という他の分校があるという事実は知っていたし、中高一貫制なので中学時代は実際に「三附中交歓会」という体育行事もあった。しかし、附属の学校としてなら、上記で紹介する特別支援学校も〈同じ〉である。教員から、こういう学校がある話は一度として聞いたことはないし、それにはそれなりに理由があったのだとは思う。それは、大阪でも屈指の進学校と同列に扱いたくないといった極め付きの差別が動機ではなく、単純に実務的な事情だったかもしれない。いまなら、「附属学校園」(https://osaka-kyoiku.ac.jp/school/)というページで簡単に他の学校が分かるけれど、40年前の学校紹介に類するパンフレットや資料に、全ての関連学校が紹介されていたのかどうかは、いまとなっては分からない。

それにしても、サイトがえらく古い作りで運用も大変だと思う。HTML 4.01 なんて宣言だから、たぶん15年くらい前のサイトを運用し続けているのだろう。まぁもっとも、大阪教育大学のサイトですら、いまどき XHTML のコードなので、国立行政法人全体としてウェブにかける予算が極端に足りないのだろう。そういう事情は、広告代理店の下で(僕が修士課程の時代を過ごした)母校の学部サイトも制作・運用してきた経験があるので、それなりに理解はしているつもりだ。

大阪教育大学のサイトはともかく、こちらの特別支援学校のサイトについてはボランティアで再構築の手伝いができれば興味があるのだけれど、これも事情を知ってる身として分かっていることだが、学校関係のサイトというのはサーバや構内のネットワークまで、出入り業者が一括して随意契約で担当しているため、勝手に他の人がボランティアで作業するというわけにもいかない。よって、彼らの言い値を予算として準備できない限りは、永久にサイトのリニューアルができないという場合も多い。独立行政法人となった現在でも、大阪教育大学は外部の業者に発注する場合は国や公共団体と同じく入札とか随意契約とかの制約や手順が決まっているため、僕らのような一般人が勝手に手伝うというわけにはいかない。

もちろん、そのような体裁がいけないと言いたいわけではない。一般人へ気軽に発注できてしまうなら、地方公共団体でしばしば炎上しているように、サイトの制作を「無償のボランティア」で求めてサイト制作の実勢価格を引き下げる効果を及ぼしてしまう悪影響があるからだ。クズ中小のオヤジ経営者や中間搾取専門の自称 IT コンサルタントなどが、「どこそこ市のホームページは無償で作ったのに、なんでこんな値段をとるんだ!」みたいな恫喝を展開するための〈飛び道具〉を提供してしまうことになりかねない。

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