Scribble at 2022-09-22 17:06:40 Last modified: 2022-09-22 18:43:35

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先日の投稿で書いた話なのだが、LibreOffice は10年以上にわたって検証してきたが、Microsoft Office スイートと比べて互換性が改善しない。よって、もう LibreOffice は僕の自宅のマシンからは削除して、検証のためにいちいち定期的にインストールするなんて工数の無駄遣いはやめることにした。いまのところ、会社では正規のスタンドアロン版として Microsoft Office Home and Business 2016 を使っているのだけれど(延長サポートは2025年10月14日まで)、自宅では LibreOffice を削除すれば他に Microsoft Office Suite を使う方法として、ブラウザでアクセスして使うウェブ版の無償アプリケーションしかなくなる。そして、この無償アプリケーションはパフォーマンスが非常に悪い。

上記は、会社で使っている WORD ファイルをウェブ版で開いているところなのだが、26 kB、ページ数にして3ページていどのテキスト文書をアップロードして、ウェブ版の WORD で展開するだけでも5分以上の時間がかかる。これでは仕事でまともに使える道具とは言えない。よって、会社で使っている Microsoft Office のライセンスを一元的に管理してライセンスの種類を合わせるとしても、ウェブ版だけを使う前提で安いプランを選択することは考えていない。いくら月額1,000円以下で使えるとしても、このパフォーマンスではビジネスに使えないと思う。スタンドアロンのデスクトップ・アプリケーションは、いまでも必要だと思う。

すると、いわゆる昔の thin client などの、ブラウザのウェブ・アプリケーションだけで業務を済ませるというのは、まだ時期尚早だと言える。他には稟議とか経費精算とか出勤管理とか、いろいろなウェブ・アプリケーションやクラウド・サービスとして実務に使えるサービスは多くなっているけれど、ドキュメントの制作・編集については、まだ処理が重くてブラウザ・ベースのアプリケーションでは役に立たないというのが僕の結論だ。これは、NURO で 900 Mbps の速度が出ている、高精度のグラフィックでもゲームができるスペックの自宅マシンですら、まともに使えないのだから、明らかに Microsoft のサーバ側のパフォーマンスが業務に対応できるレベルに達していないと感じる。

とりあえず、いまのところは Microsoft Office Suite のファイルを Google Drive へアップロードしてから、Google Workspace で開いている方がパフォーマンスは良い。ビジネス・プランだからという理由もあるのだと思うが、ウェブ版の Microsoft Office はサポートする機能が多すぎて、ウェブ・アプリケーションとしての起動そのものが遅いのだと思う。これも、結局はクライアント側で動作する JavaScript が重すぎるのだ。

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