Scribble at 2026-07-02 12:14:15 Last modified: 2026-07-02 12:16:18
朝から作業を始めて、朝御飯になる9時頃までには、このたび新しく立てたウェブ・サーバの設定が完了した。「さくらのクラウド」に2コア+4 GB RAM+40 GB SSD のインスタンスを建ててから、無料版の KUSANAGI を入れて初期化した後に WordPress 用のプロビジョニングを実施して、現行サイトのコンテンツをコピーするところまでだ。このあとは、サイトの運用を任せている外注さんに引き継いで、トップ・クライアントの確認が終わったら DNS で A レコードを切り替える予定だ。
今回の切り替えは、PHP のバージョンが古いのでアップグレードすることにあったのだが、現サイトのウェブ・サーバは KUSANAGI 8.x で動いているので、PHP 8.x にはできず、KUSANAGI 9.x とするためにインスタンスを入れ替えることにしたわけである。その他にも、Mackerel で監視していると、ストレージの残りが少なくなっていたので、SSD の容量を 20 GB から 40 GB にするというのも目的の一つである。ちなみに、KUSANAGI は大阪万博関連のサーバでは Business edition を月額6,000円くらいで使っていたのだが、どういうわけかストレージが 20 GB でなくてはいけないという妙な制限があるので、今回は採用していない(それに、うちが受注している僅かな金額では Business edition の月額6,000円を追加すると赤字である。地方自治体の案件なんて、どれほど有名な史跡やイベントのサイトでも、運営の予算なんてそんなもんだ)。
これまでに KUSANAGI は十数個の案件で使ってきている。基本的に CentOS のカスタム OS であるから、RedHat から数えて20年以上の経験がある僕としては扱いやすい OS の部類だ。ただし、ドキュメントの構成にいささか分かりにくいところがあったり、もう少し正確に説明しないといけないと思えるような内容があるため、手探りの対応になることもある。その典型は、「さくらのクラウド」のコントロール・パネルでインスタンスを作成して起動しても、ターミナル・ソフトで ssh 接続できないことだ。KUSANAGI の製品版などを比較している一覧表には、インスタンスで設定した root アカウントで入れるとだけ書いてあるから、いきなり TeraTerm Pro などで接続できると思ってしまいがちだが、そうではない。設定したパスワードで、つまりパスワード認証でリモート・アクセスするなら、まず「さくらのクラウド」のコントロール・パネルにあるコンソール・ページで、ブラウザ上のターミナル・エミュレータを使ってサーバへアクセスし、/etc/ssh/sshd_config を編集してから # systemctl restart sshd しないといけないのだ(もちろん、ファイルを編集するときは一時的に書き込み属性を付けて開く)。