Scribble at 2026-09-10 14:44:03 Last modified: unmodified

AI エージェントの利用が簡単には普及していない理由の筆頭は、恐らく AI エージェントが「エージェント」であるという当たり前の特徴にある。それはつまり、パソコンを入れっぱなしにするか、あるいはサービスとしてエージェントを利用できる有料プランに加入するかという、自宅の電気代か有料プランの契約料金かという金の話に帰着してしまうからだろう。

そして、そもそもエージェントの話をする以前に自動化システムとして話題になっていた RPA すら普及していなかったというのも理由であろう。つまり、たいていの人は自動化したりエージェントに委ねてまで同時に、あるいは寝ているときにさえやっておきたいことなんてないのだ。もちろん、何か一定の分量でパソコンを操作する事務作業を仕事にしている人なら、朝の9時から夕方の17時までに積み上げておくべき成果を、パソコンが勝手に作業してくれているなら助かるだろう。でも、そのために RPA のシステムや AI エージェントのサービスに何をどう設定したり指示すればいいのか、何かを調べたり学んだりする方が、たいていの人にとっては面倒臭い話である。「あたしのやってるマウス操作やキーボードの入力を監視して、同じことを明日から代わりにやって」とだけ言って仕事を代行してくれるならいいが、そんな RPA システムや AI エージェントなんてないわけである。

ということなので、Windows のデスクトップ向けに AI エージェントがリリースされていたりするのだが、そんなもんは大して普及しない。どのみち自分のパソコンの電源を入れっぱなしにするなんて贅沢をするのであれば、そういう出来合いの Hermes のようなフロント・エンドを使うよりも、自分で利用したいモデルをちゃんと扱える llama.cpp を利用するようなシステムをローカル・コンピュータに組み上げて利用するのが妥当である。

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