Scribble at 2024-03-15 19:45:48 Last modified: unmodified

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【恐怖】英語業界の間違った常識TOP3

次のような「常識」に洗脳されて、いつまでも英語を使えないという人が多いという。

1. 何年も継続しないと英語力は伸びない

2. 洋画鑑賞するだけで英語力は UP する

3. TOEIC では英語が話せるようにならない

まず結論から言えば、僕も同感だ。ただし、それぞれの論点について条件はある。

何年も継続して英語を学ぶという「常識」がおかしいのは分かる。大学4年間まで含めると10年も英語を勉強していて使い物にならないのはおかしい。でも、それとネイティブで子どものうちに英語が使えるようになるアメリカの子供とを比較するのは間違いである。アメリカの子供は、そもそも英語が使えなければ生活できないけれど、日本で暮らしている大多数の人は英語が使えなくても生活できるという切実さが全く違うのだ。これは精神論を言っているわけではなく、現実にアメリカでは勘違いや言葉の受け答えだけで相手に銃で撃たれたりナイフで刺されたりするような事例がいくらでもある。日本だと、日本語ましてや英語が使えないくらいのことで相手を怒らせて銃殺されるなんてことはありえない。

次に、洋画やテレビドラマを眺めるだけで「耳が慣れる」などというのが錯覚であることは繰り返すまでもないのであって、かつて石川遼君が宣伝していたスピード・ラーニング(そして僕らが子どもの頃にも「睡眠学習」などというインチキも流行した)なんてものも、多くの人が忘れた頃に再び商売を繰り返すヤカラが幾らでもいるわけだが、英語の学習方法としてはナンセンスである。しかし、全く意味がないかといえばそうでもない。聞き流している曲とかドラマのセリフを自分でも口ずさんだり発音しているなら、それが事実上のシャドウイングになっている場合もあるからだ。これは、ちゃんと学習方法として効果があるという実証データもある。

それから第三の「常識」として TOEIC の高得点者でも英語を話せないというのは、よくある話だし、実際に僕も高得点者でまったく英語でまともな読み書きができない人たちを知っている。でも、それは TOEIC という試験の「対策」と称するパズル的な勉強の仕方が悪いのであって、資格試験の出題方法のせいではない。これは上の動画でも正しく指摘されている。

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