Scribble at 2023-07-17 13:49:15 Last modified: 2023-07-17 13:50:34

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wiby

古いサイトばかり集めた「検索エンジン」とのことだが、"I'm feeling lucky" みたいな "surprise me..." というアンカーをクリックして、デタラメに出てくるサイトを見るのが楽しい。なんだかんだ言って、この連休中は何度となく眺めていたものである・・・なんてことをやってると、やはり同じサイトが出てくる。古いテキスト主体のサイトは、自分の趣味を丁寧に調べたり記述している、いわゆるマニアが運営していたために、なるほど詳しくて分量も多いサイトがたくさんある。日本人のサイトは、立命館の錯視を研究している人物のサイトしか出てこなかったが、日本でも他に色々なサイトがたくさんあったのだろう。でも、やはり記述の細かさや分量が多いというだけで有益とは限らないのが悲しい現実である。

しかも、おそらく100や200くらいのサイトは見た筈だが、かなりコンテンツのジャンルに偏りがある。地域の歴史、自己紹介、趣味、深遠なる我が輩の思想の開陳とやら、そして大量の些末なテクノロジーの話だ。特にコンピュータやインターネットやプログラミングに関わるコンテンツは、プロの技術者としても、あるいはコンピュータ・サイエンスという学問に興味のある一人としても、いくら1990年代に先鞭をつけた人々へ尊敬の念を払うべきであろうとは言っても、あまりに低レベルである。特に意外だったのは、ハムや車の技術的な解説をしていた当時のマニアが、実は大して電磁気学も機械工学も勉強していない、カタログおたくにすぎなかったという厳然たる事実だ。アメリカのへんぴな田舎の歴史を紹介している人々も、考古学や歴史学の基礎を学ぶ意欲すらないのに、自分の家の周りにこんな古い家があるとか、そんなことばかり書いている。これにはかなり失望した。

まぁ、こういうサイトで収集したり、あるいはこういうサイトへ登録するような人々なのだから、最初からそのていどという気もする。昔も確かに、テキスト・サイトを運営しつつ「アクセス・アップ」とか言ってたデタラメな連中がいたものだった。

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