Scribble at 2023-10-05 16:05:00 Last modified: 2023-10-05 16:17:44

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Starting in 2024, we’ll require bulk senders to authenticate their emails, allow for easy unsubscription and stay under a reported spam threshold.

New Gmail protections for a safer, less spammy inbox

GMail つまり smtp.google.com の送信サーバを使って大量にメールを送信している利用者(1日に5,000通以上を送信している "bulk senders")は、来年から一定の基準を満たさないとスパム業者と見做す・・・まぁ当たり前だろうと思うことだが、企業として Google Workspace を利用している場合も注意しないといけない。これがドメインの単位でスパム業者として判定されたら、それこそ全ての送信がストップしてしまうからだ。

とはいえ、技術的な対応は Google Workspace を利用し始める際に送信サーバを変更したときにやっている。つまり DNS で SPF, DKIM, DMARC の各種 TXT レコードを登録して、そこに記述してある IP アドレスやドメインだけからの送信に制限している(GMail の FQDN はもちろんだが、コーポレート・サイトの IP アドレスや Salesforce とかメール配信サービス会社の IP アドレスなんかも入る)。こうしておくと、定期的に色々な受信サーバから DMARC のレポートというデータが送られてくる。うちに送られてくるレポートだと、XML 形式のファイルが添付してあって、<auth_results/> という要素に SPF や DKIM として送信元ドメインがパスしたかどうかという情報が記載されている。

あとはオプト・アウトへの対応だ。これは、もともと日本には「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」というのがあるのだから、対応できていて当然だ。やっていないことを「コンプライアンスを頑張ります」とか言い訳にしても、それは単なる無知の自己宣伝でしかない。

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